テレネットが開発したデュアルSIM対応無線機「ハザードトーク」に、プラムシステムが開発した安全機能搭載した「スマート林業安全DXシステム」を利用し、農耕トラクター事故などを検出し通報するシステムとして「スマート農業安全DXシステム」をリリースしました。
スマート農業安全DXシステム
令和2年度の農作業事故を要因別にみると、「乗用型トラクター」による事故が最も多く、81人(農作業死亡事故全体の30.0%)、次いで「歩行型トラクター」が26人(9.6%)、「農用運搬車(軽トラックを含む)」が15人(5.6%)と、これらの3機種で農作業死亡事故全体の45.2%を占めています。
※引用先:令和2年に発生した農作業死亡事故の概要(農林水産省)
「スマート農業安全DXシステム」の概要
このシステムは専用端末とサーバー(クラウド)とで構成されています。
トラクター車両のオペレーターが所持する専用端末が強い衝撃や回転(転覆)を検知した場合、自動的にサーバーへSOSを送信し、救助を求めることができます。
*送信される内容は、端末情報「端末番号、SOS、日時、GPS情報」です。
*日常業務においても、現場作業開始及び完了時の写真を撮影し、サーバーへUPすることで、作業現場の情報共有が簡単にできます。
テレネット株式会社は、全国で3,000社以上の企業・団体に災害対策サービスにおいて多くのノウハウを持ち、プラムシステム有限会社は2014年から騒音環境下緊急伝達装置を研究し林業を中心に土木建築、農業などの労働災害の軽減のためのシステムを開発。
両社は、引き続き業務課題解決に繋がる機能のカスタマイズに取り組むとのことです。