ワイヤレス・テクノロジーのグローバルリーダーであるサイレックス・テクノロジーは、“切れない無線技術”を追求するワイヤレスのエキスパート集団です。
このたびサイレックスは、1kmの長距離通信と映像伝送ができる無線規格 IEEE 802.11ah [Wi-Fi HaLow(TM)]製品のポートフォリオを拡充し、モースマイクロ社のMM6108チップセットを用いた高性能で小型のIEEE 802.11ah SDIO無線モジュール「SX-SDMAH」を発表しました。
サイレックス 無線モジュール「SX-SDMAH」
サイレックスが、1kmの長距離通信と映像伝送ができる無線規格 IEEE 802.11ah [Wi-Fi HaLow(TM)]製品のポートフォリオを拡充し、モースマイクロ社のMM6108チップセットを用いた高性能で小型のIEEE 802.11ah SDIO無線モジュール「SX-SDMAH」を発表しました。
市場では、Wi-Fi HaLowエコシステムが急速に成長しています。
サイレックスは、ホストインタフェースとしてSDIOに対応した無線モジュールを製品ラインアップに加えることで、より幅広いお客様からの無線モジュールの組込みニーズにお応えします。
「SX-SDMAH」の出荷開始時期は、北米が2023年10月、日本が2023年12月を予定しています。
長距離無線通信と映像・画像伝送の両立、そしてサイレックスの無線ノウハウを提供
IEEE 802.11ahは、Wi-Fi規格の一種でありながら、長距離無線通信と映像・画像を送信できる通信速度を両立し、無線LANの利用範囲を大きく広げる通信方式として期待されています。
サイレックスは、2019年より北米市場向けにIEEE 802.11ah対応製品の販売実績があり、インフラの監視・管理、建築、農業の分野でIEEE 802.11ahのノウハウを積み重ねてきました。
新たにラインアップされる「SX-SDMAH」
「SX-SDMAH」は、モースマイクロ社のMM6108を使用したSDIO/SPIホストインタフェース対応のIEEE 802.11ah対応無線LANモジュールです。
本製品は、CPUやマイクロコントローラからSDIOまたはSPIを介して駆動するホストモードで動作します。
2022年に販売開始したホストレスで動作可能なニューラコム社製NRC7292を搭載する「SX-NEWAH」と「SX-SDMAH」は、お客様に柔軟なアーキテクチャの選択肢を提供します。
また、IEEE 802.11ahの主要ICサプライヤ間の相互接続性をサイレックスの技術ノウハウをもって検証することで、IEEE 802.11ah市場の立ち上げを促進します。
モースマイクロ社 共同創設者兼最高経営責任者 Michael De Nil氏からのコメント
「業界をリードするWi-Fi HaLowソリューションプロバイダーであるサイレックスと提携し、当社の最先端シリコンをサイレックスのWi-Fi HaLowエコシステムに統合できたことを誇りに思います。
IoTの急速な拡大に伴い、信頼性の高い長距離接続への要求は、ますます重要になっています。
この新しいパートナーシップは、より画期的なWi-Fi HaLowソリューションをもたらすと確信しています。」
SX-SDMAHの特長
小型モジュール
アンテナコネクタを実装した小型モジュールを実現。
組込み機器の実装面積を抑えるとともに、アンテナ周辺の基板設計も容易です。
SDIOホストインタフェース
従来のWi-Fi無線モジュールで広く使用されているSDIOインタフェースに対応することで、組込み製品で使用するCPUの選択肢を増やします。
SPIホストインタフェース
マイクロコントローラをホストとした小型IoT製品の開発を促進します。
動作温度条件:-40~+85℃
SX-SDMAH北米モデルとピン互換SX-SDMAH日本モデルは、SX-SDMAH北米モデルとのピン互換性を実現していますので、グローバル市場への製品展開をサポートします。
スペック詳細は、SX-SDMAH日本モデル製品ページを確認してください。
*注:設定や設置環境により通信範囲、速度は変化します。
サイレックスの「SX-SDMAH」の紹介でした。
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