一般社団法人日本自動車リサイクル部品協議会が、団体・流通システムの垣根を超えた自動車リサイクル部品の相互流通を開始。
協議会に所属する自動車リサイクル部品流通団体及び各団体の所属会員が利用する自動車リサイクル部品在庫共有システム会社が、互いの部品共有システム同士をデータ連携することで、国内最大級の自動車リサイクル部品在庫共有ネットワークが誕生します。
オールリサイクルパーツネットワーク「自動車リサイクル部品の相互流通」
一般社団法人日本自動車リサイクル部品協議会が、団体・流通システムの垣根を超えた自動車リサイクル部品の相互流通を開始。
協議会に所属する自動車リサイクル部品流通団体及び各団体の所属会員が利用する自動車リサイクル部品在庫共有システム会社が、互いの部品共有システム同士をデータ連携することで、国内最大級の自動車リサイクル部品在庫共有ネットワークが誕生します。
自動車リサイクル部品は、新品部品の利用と比較して、CO2削減効果があり、尚且つ安価に修理ができるという利点から利用されています。
しかし、昨今の配送費用の高騰により、遠方にある部品を取り寄せる場合、運賃がかさみ、全体の費用が上がってしまうことから、近隣地域から部品を調達する必要性が高まってきました。
これまでは各団体が利用する在庫共有システムのデータ連携が出来ていない部分があったことから、近隣にある他団体の商品を提案出来ず、自動車リサイクル部品業界最大の自動車修理工場や、自動車を環境面、経済面からリサイクル部品を活用したいカーユーザーの選択肢が限定されるという課題がありました。
このような課題を解決するべく、各自動車リサイクル部品団体同士が協力。
互いの在庫を公開しあい、近隣地域の供給量を増やすことが必要だという想いを共有することで、今回の相互流通の仕組みが実現しました。
相互流通は、同協議会に加盟する「エス・エス・ジー」「シーライオンズクラブ」「システムオートパーツ」「自動車補修部品研究会」「テクルスネットワーク」「ビッグウェーブ」「部友会」「リビルド工業会全国連合会」「一般社団法人ARN」「一般社団法人JARAグループ」「NGP日本自動車リサイクル事業協同組合」「一般社団法人SPN」の計12団体。
12団体が使用している6つの自動車リサイクル部品共有システム同士がデータ連携することにより実現します。
これにより、在庫点数は400万点を超え、全品保証付き自動車リサイクル部品の国内最大級の在庫共有ネットワークが誕生します。
今後は、5月中に運用を開始する予定で、新たにできた流通ネットワークを整備鈑金業・カーユーザー・カーメーカー・その他関係者にも広く発信。
この取組によって、リサイクル部品業界のさらなる発展を目指すとともに、使用によってCO2削減効果の期待できるリサイクル部品の流通拡大が行われます。
オールリサイクルパーツネットワークが開始した取り組み「自動車リサイクル部品の相互流通」の紹介でした☆