ぶどう社が、全身不随のALS当事者である岡部宏生氏の著書を発売。
文字盤で3年半かけて書き下ろした『境を越えてPart1 このまま死ねるか!?』が刊行されています。
ぶどう社『境を越えてPart1 このまま死ねるか!?』
定価:1,870円(税込)
著者:岡部宏生
版形:四六判
頁数:208ページ
発行:株式会社ぶどう社
もくじ
- 1部 死にたくなる時は誰しもあるけど本当に死んでよいのだろうか?
- 1章 生きることも死ぬことも自由だというのは大きな勘違いだった
- 2章 生きる決意と生きていけることは別だった
- 3章 無限にある生き方をどう生きるか
- 2部 生物は生きることを前提として存在している
- 4章 人は価値観に縛られる
- 5章 境を越えて
- 終章 明日死んでも生きていても
安楽死・尊厳死が論じられる社会に、「死にたい」と「生きたい」をくり返しながら、社会へ、自分へ、「生きる意味」を問い続ける、全身不随のALS当事者である岡部宏生氏。
死にたい時、全身不随の身体で何を思うのか?生きたい時、そこにはなにがあるのか?
『境を越えてPart1 このまま死ねるか!?』の著者である岡部宏生氏は、17年前にALSを発病、呼吸器を付けて全身不随の体で生きることを選択しました。
現在は、24時間365日介護で独居生活を送り、眼球を動かすことだけでコミュニケーションをとっています。
自分の介助者が見つからない現実から、訪問介護事業所を立ち上げ、ALS患者の支援をしたいとの思いから、「日本ALS協会」会長に。
社会に知ってもらい難病患者・障害者の生きる環境を変えたいと、NPOを立ち上げ活動。
全国を飛び回り講演をされています。
出版記念オンラインイベント
開催日時: 2023年4月24日(月)18:30~
記念トークセッション:岡部宏生+濱口竜介監督+山本晃久プロデューサー
『境を越えてPart1 このまま死ねるか!?』の出版を記念したオンラインイベントを開催。
第94回アカデミー賞 国際長編映画賞受賞『ドライブ・マイ・カー』の監督、濱口竜介氏と山本晃久プロデューサーのトークライブです。
全身不随のALS当事者である岡部宏生氏が文字盤で3年半かけて書き下ろした著書。
ぶどう社より刊行されている『境を越えてPart1 このまま死ねるか!?』の紹介でした。