劇団「花組芝居」が、創立35周年記念公演第ニ弾として「鹿鳴館(ろくめいかん)」を上演!
新たな時代を招じるのは信頼の絆か、はたまた政治の謀略か。
壮麗なる鹿鳴館、その舞踏会の裏側では、硝煙と血が匂い立つ悲劇と欺瞞に満ちた冷ややかな喜劇がさだめのように演じられます。
花組芝居「鹿鳴館(ろくめいかん)」
【共通】
前売価格:
一般 7,000円
U-25割引(25歳以下、入場時要身分証) 4,000円
高校生以下(入場時要身分証) 1,000円
当日価格:
一般 7,400円
U-25割引 4,400円
高校生以下 1,400円
※2022年11月17日(木)・18日(金)の回は初日割引1,000円引き(高校生以下は対象外)
一般発売日:2022年10月15日(土)
チケット販売場所:チケットぴあ(Pコード:東京/513-874、大阪/513-875)、イープラス
キャスト:
・Wキャスト配役(コロッケ組/カツレツ組)
「影山伯爵」小林大介/原川浩明
「影山朝子」谷山知宏/加納幸和
「大徳寺季子(すえこ)」横道毅/松原綾央(あやお)
「その娘 顕子(あきこ)」大井靖彦(やすひろ)/永澤洋(ひろし)
「清原永之輔(えいのすけ)」桂憲─/押田健史
「その息子 久雄」丸川敬之(たかゆき)/武市(たけいち)佳久
「飛田天骨(とびたてんこつ)」北沢洋(よう)/磯村智彦
「女中頭 草乃」秋葉陽司/山下禎啓(よしあき)
・両組共通(花組男子)
塚越健一(DULL-COLORED POP)、神田友博、原口紘一、早川佳祐(扉座)、森口誉大
【東京】
日時:2022年11月17日(木)~27日(日)
場所:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
所在地:東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2F
アクセス:東京メトロ 有楽町線《東池袋駅》6・7出口より直結、JR他各線《池袋駅》よりグリーン大通り直進徒歩10分、都電荒川線《東池袋四丁目駅》より徒歩2分
【大阪】
日時:2022年12月3日(土)・4日(日)
場所:ABCホール
所在地:大阪市福島区福島1-1-30
アクセス:阪神本線《福島駅》から徒歩5分、JR東西線《新福島駅》から徒歩5分、JR大阪環状線《福島駅》から徒歩7分、京阪中之島線《中之島駅》から徒歩7分
※駐車場がないので公共交通機関をご利用ください
劇団「花組芝居」が、創立35周年記念公演第2弾「鹿鳴館(ろくめいかん)」を上演!
2021年の『地獄變』上演に引き続き、劇団創立35周年となる2022年も三島由紀夫の世界を創り出します。
「今夜の夜会に私は出ます、あの恥さらしな身なりをして。
そして今夜の鹿鳴館は私の夜会になりましょう。」
このドラマチックなラインは、元芸妓から伯爵夫人となるも、今まで一切の表舞台から遠ざかっていたヒロイン・「影山朝子」のもの。
三島由紀夫が自ら「はじめて書いた俳優芸術のための作品」としただけあって、『鹿鳴館』には俳優の力量を試すような華麗な台詞がたくさん散りばめられています。
かつての恋人と息子を守るために、今夜初めて舞踏会の女主人となることを決意する朝子。
そんな男たちの政治と陰謀に愛情で立ち向うヒロインを【カツレツ組】では座長の加納幸和が、対するWキャスト【コロッケ組】では、今や劇団の中枢を担う谷山知宏が演じます。
また、今回は35周年企画の一環として、劇団外からのゲスト出演者(通称:花組男子)を一般募集。
劇団の枠を飛び越えて集ったキャストたちが、一体どんな化学反応を見せるのかにも注目です。
そして花組芝居の舞台において、音楽はBGMをはるかに超えた重要な意味を持っています。
歌舞伎の析の音、附け打ちや下座音楽などと同じで、音楽自体がセリフとなり間となり、演者の一人となっています。
今回は創立15周年企画『南北オペラ』でタッグを組んだ星出尚志氏を再び作曲家として迎え、全編オリジナル楽曲にて上演。
テーマは“チンドン屋”。
キッチュでエキゾティックな舞台音楽もポイントです!
あらすじ
維新後、明治政府は国の西欧化を急速に進める指針を打ち出し、その象徴として明治16(1883)年、諸外国との社交場となる洋館・鹿鳴館が建てられた。
3年後の11月3日、天長節(天皇誕生日)。
鹿鳴館では欧化政策の中枢を担う、影山悠敏伯爵主催による舞踏会が開かれることに。
だが女主人であるはずの影山夫人・朝子は、元新橋芸妓の矜持からか和装を貫き、公の場にその美しい姿を現すこともなかった。
その日、朝子は友人である大徳寺侯爵夫人・季子から、彼女の娘・顕子が思いを寄せる相手について相談を持ち掛けられる。
青年の名は清原久雄。反政府運動に関わる久雄は、舞踏会に乱入し影山伯爵の暗殺を企てているというのだ。
事を聞き愕然とする朝子。
久雄こそ、芸妓時代に愛し合った反政府派の指導者・清原永之輔との間に生まれた息子だった。
密かに呼び寄せた久雄との再会、結び直される母と子の絆。
心ほどけた久雄は、真の狙いが父・永之輔の殺害だと吐露する。
我が子とかつての恋人。
朝子は腹心の女中頭・草乃の手を借り、女主人として舞踏会を取り仕切ることで身を挺して二人を救おうと図る。
だがその裏側では国を、政治を至上のものと仰ぐ影山伯爵が、子飼いの刺客・飛田天骨と共にさらなる陰謀を巡らせていた。
三島由紀夫の作品を上演!
花組芝居「鹿鳴館(ろくめいかん)」の紹介でした☆