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筋肉の速筋化を誘導することが明らかに!イフジ産業×九州大学「卵白プロテインに関する共同研究」結果

投稿日:2022年8月28日 更新日:

REVOPRO(R) EGG WHITE PROTEINなどを販売するイフジ産業と、九州大学大学院農学研究院細胞制御工学研究室(片倉教授)が、「卵白プロテイン」について共同研究を実施!

その研究成果として、卵白プロテインは速筋化を誘導する効果があることが明らかとなりました。

 

イフジ産業×九州大学「卵白プロテインに関する共同研究」結果

 

 

卵白は、脂質がほとんどなく、タンパク質が多く含まれています。

卵白のタンパク質は必須アミノ酸のバランスが非常に良く、体内利用率が高い良質のたんぱく源と言われています。

今回の「卵白プロテイン」についての共同研究では、イフジ産業社製品である「REVOPRO(R) EGG WHITE PROTEIN」の主原料である卵白プロテインとホエイ・プロテイン・アイソレートを用いて筋肉細胞を活性化させ、その筋繊維タイプ変化に着目して実験を行い、卵白プロテインの効果を明らかにすることを目的としました。

 

研究内容と結果

 

研究結果としては、「卵白プロテインは筋肉細胞に対する分化誘導能と筋肉の速筋化を誘導する」ということが明らかになりました。

 

表1

サンプルはホエイ・プロテイン・アイソレート(WPI)と卵白プロテインを100mLのリン酸緩衝生理食塩水(以下、PBS)にそれぞれ15g溶かしたものを使用し、コントロールはPBSとしました。

C2C12 細胞を2日毎に培地交換およびサンプル添加を行いながら分化誘導し、そこから5日間培養後にRNAの抽出、回収をしてRT-qPCRで内在性遺伝子の発現を測定しました。

 

表2

その結果、分化関連遺伝子であるMyoDとMyogeninの発現は卵白プロテインの方がcontrolおよびホエイ・プロテイン・アイソレートより増加しました。

このことから卵白プロテインには筋肉細胞に対して分化誘導能を有することが明らかとなりました。(表1・表2参照)

 

表3

次に、遅筋マーカーであるMyHCIの発現は卵白プロテインの方がcontrolおよびホエイ・プロテイン・アイソレートより発現が減少していました。(表3参照)

 

表4

そして、速筋マーカーであるMyHCIIa(表4参照)

 

表5

MyHCIIb(表5参照)

 

 

表6

MyHCIIx(表6参照)の発現は卵白プロテインの方がより増加していました。

つまり、卵白プロテインの効果として、筋肉の速筋化を誘導することが明らかとなりました。

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