記事ポイント
- 売場を10分おきに自動撮影して配信
- 14か月の実証実験で生産者の96%が継続希望
- 2026年9月に販売開始
ビッツが、リアルタイム売場画像配信システム「菜菜Live(ナナライブ)」を2026年9月に販売開始しました。
売場を10分おきに自動撮影し、来店前にスマホやパソコンで品ぞろえや混雑状況を確認できます。
道の駅「みのりの郷東金」での14か月の実証実験では、来店前に売場の“今”を確かめる利用が広がっています。
ビッツ リアルタイム売場画像配信システム「菜菜Live(ナナライブ)」

- 販売開始:2026年9月
- 配信間隔:10分
- 確認方法:スマートフォン・パソコンから閲覧
- 実証実験の場所:道の駅「みのりの郷東金」(千葉県東金市)
- 実証実験の期間:2025年8月から2026年9月までの14か月間
- 配信時間:道の駅「みのりの郷東金」の配信は営業時間中(9:00~18:00)
菜菜Liveは、売場を10分おきに高解像度カメラで自動撮影し、売場の“今”を発信するシステムです。
スタッフが撮影・投稿する必要はなく、消費者や生産者はスマートフォンやパソコンから品ぞろえや混雑状況を確認できます。
農産物直売所では、野菜や果物の品ぞろえが時間帯によって変わります。
追加出荷によって、再び棚が充実することもあります。
現地利用者へのアンケートでは、ライブ配信で確認したい情報として「季節のフルーツ」「特定の人気商品」「日常使う野菜の在庫」「店内の混雑」などが上位となりました。

道の駅「みのりの郷東金」では3台のカメラで売場を捉えて4K画像で配信し、配信画面から拡大して野菜の様子も見られます。
みのりの郷東金の駅長からは、導入後に「今、スイカはありますか?」といった在庫に関する電話問い合わせが減ったとの声も聞かれています。

14か月間のアクセスデータと、現地104件、オンライン90件、計194件のアンケート・ヒアリングを合わせて分析しました。
消費者からは「行く前に見れるのはありがたい」「こういうのが高解像度で見れるって、お店を信頼できるよね」との声が寄せられました。
生産者からも「朝並べた野菜たちがどんどん売れるのを見ると、すっごく励みになる」「土日は特に動くので、見てから午後もう一回持ってくる」と、売れ行き確認や追加出荷に活用する声が聞かれています。
生産者アンケートでは96%が継続を希望し、約半数が今後、出荷判断の参考に使ってみたいと回答しました。
公開直後は、来店客が店内の二次元コードを読み取ってアクセスする利用が多く見られました。
最近はGoogleやYahoo!などで検索してアクセスする利用が増え、検索エンジン経由とブックマーク・URL直接入力等を合わせた利用は、2026年9月に前年同月比で約142%増加しました。
店内でサービスを知る段階から、消費者が自ら売場の情報を求めてアクセスする段階へと、利用のあり方が変化しています。
秋田大学との共同研究では、リアルタイムの売場画像が人の関心にどのように影響するかを検証しました。
従来広告よりもライブ画像の閲覧時に高い関心を示すことが確認され、この成果は2026年9月の産業応用工学会全国大会で「産業応用工学会賞」を受賞しました。
広告やSNSが店舗の魅力を伝える一方、菜菜Liveが提供するのは、消費者自身が売場をリアルタイムで確認できる、一次情報に近い映像情報です。
商品が豊富なときも少なくなってきたときも、その時の売場をそのまま公開します。
「いつでも自分で確かめられる」ことが安心感を生み、店舗への信頼につながります。

ビッツは菜菜Liveを、今後も道の駅、農産物直売所、観光施設、商業施設などへ展開していく方針です。








