記事ポイント
- かんぽ生命が法人営業部門全体でbellSalesAIを本格活用
- 商談後の報告業務を1件約50分から約10分へ短縮
- 商談データをSalesforceに蓄積しAI活用へつなげる展望
ベルフェイスは、かんぽ生命が法人営業部門全体にSalesforce入力エージェント「bellSalesAI」を導入し、全国で本格活用を進めていることを発表しました。
商談後の報告業務にかかる時間は、1件あたり約50分から約10分へと約80%短縮されています。
記録品質の向上やSalesforce活動計画の事前登録習慣の定着など、金融営業のDX事例として位置づけられています。
かんぽ生命「bellSalesAI」法人営業部門導入

- 導入先:かんぽ生命の法人営業部門全体
- 導入サービス:Salesforce入力エージェント「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」
- 対象人数:法人営業1,200名
- 報告業務の短縮:商談後の報告業務は1件あたり約50分から約10分へ約80%短縮
この両立を全国規模で実現した事例として、保険や銀行をはじめとする金融営業のDXモデルケースとされています。
bellSalesAIは、営業担当者の商談情報をAIが自動で抽出・構造化し、Salesforce入力を効率化するサービスです。
記録の質を落とさずに営業の時間を生み出すことが、今回の導入事例の大きなポイントです。
生まれた時間をお客さまとの対話に振り向けながら、報告内容の質向上にもつなげています。
保険営業ではお客さまとの対話が価値の源泉となる一方、同社では営業社員の1日の活動のうち多くの時間が事務作業に充てられていました。
かんぽ生命は、生命保険商品および関連サービスを提供しています。
正確なヒアリングと記録が信頼の土台となる保険営業で、記録業務が営業社員の時間を奪うことが構造的な課題になっていました。
かんぽ生命の法人向け保険提案の営業部門でも、報告業務の負荷と記録の質のばらつきが課題として顕在化していました。
活動結果や顧客カルテを通じた情報蓄積は重要であるものの、報告業務に多くの時間を要し、訪問社数に比例して営業社員の活動時間を圧迫していました。
商談後の報告や活動記録が後回しになりやすく、まとめて記録する際に細部を思い出せないことで、報告や記録の質にもばらつきが生じていました。
こうした状況を打破するため、かんぽ生命はbellSalesAIの導入を決定しました。
取り組みは現場から想定以上の好評を得て、全国へ着実に広がっています。
一方で、この評価は導入当初から見込まれていたわけではありませんでした。
新しい施策では、現場から負担増への懸念が起きがちです。
全国に拠点を持つ大規模組織では、こうした壁がより高くなります。
かんぽ生命が重視したのは、まずマネージャー自身に施策の意義を理解してもらうことでした。
地域単位の営業部門管理者会議に本社担当者が出席し、導入の背景や目的、目指す姿までを説明しています。
施策の意義とツールの有用性を理解したマネージャーが推進することで、現場への浸透はスムーズに進みました。
トップダウンの号令でも現場任せでもない進め方は、大規模組織でデジタルツールを定着させる実践知として、業界を問わず参考になるものです。
導入効果として、報告業務は1件あたり約50分から約10分へ約80%短縮され、お客さまと向き合う時間の創出につながっています。
AIが商談内容からSalesforceの入力項目を自動で抽出・構造化するため、営業社員は誤字脱字を直す程度で報告を完了できます。
訪問社数に比例して膨らんでいた負担が軽くなり、お客さまとの対話や提案に時間を振り向けやすくなっています。
現場からは「報告業務が圧倒的に楽になった」という声も上がっています。
記録の質と効率を両立し、データに基づく指導やフォローが可能になったことも導入効果の一つです。
導入前は報告の質に人によるばらつきがあり、商談内容が十分に記録されないケースもありました。
導入後は記録が充実しています。
最終確認を営業社員自身が行う運用により、正確さが求められる保険営業で効率化と記録品質の向上を両立しています。
マネジメント側も商談状況を把握しやすくなり、担当者やお客さまの状況に応じた指導やフォローにつながっています。
Salesforce活動計画を事前に策定するユーザーが増えたことも、副次的な変化として挙げられています。
Salesforceに活動計画を事前登録しておけば、面談前にbellSalesAI上で選択するだけで記録が完了します。
この運用を基本としたことで、従来は徹底できていなかった活動予定の入力習慣が定着しました。
商談内容だけでなく行動予定までSalesforce上で把握できるという、想定外の副次効果も生まれています。
ベルフェイスは、かんぽ生命の業務フローと現場の使い方を踏まえ、機能説明にとどまらず他社事例を交えた実装方法まで提案しました。
利用開始後の疑問や課題にも柔軟かつスピーディーに対応しています。
かんぽ生命からは「現場での実際の使われ方を理解した上で伴走いただけたことが定着につながった」と評価されています。
厳格な業務要件を持つ金融機関の全国展開を支えた伴走体制も、bellSalesAIが金融業界で選ばれる理由の一つとされています。
かんぽ生命の営業DX開発部は、導入の原点について、事務作業に圧迫されている状況を本社として何とかしたいという想いだったとコメントしています。
コメントは、かんぽ生命の営業DX開発部によるものです。
今後は、お客さま本位の業務モデル「かんぽ価値提供モデル」確立に向け、蓄積された商談データを分析していく予定です。
得られた知見を育成やマネジメントに活かし、経験や感覚に頼らずデータで営業活動を改善できる状態を目指します。
Salesforceが提供するAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」の活用検討も進んでおり、商談データをSalesforceに蓄積してAIで活用する段階的な営業DXの起点として、bellSalesAIの活用を深めていきます。
日々の商談記録をAIが活用できるデータ資産に変え、データと対面接点の両輪で価値を届ける保険営業の新しいモデルづくりが始まっています。
bellSalesAIには、Salesforce入力効率化、使いやすさ、要約・抽出、金融機関での導入実績といった特徴があります。
Salesforce入力効率化に特化し、AIが商談会話から必要項目を自動抽出してCRMデータの蓄積を促進します。
対面ではスマホアプリ、Web商談ではPCアプリを使って操作できます。
独自AIが情報抽出と構造化を高精度で実施します。
厳格な業務要件を持つ銀行や保険会社をはじめ、大手企業への導入実績があります。
生まれた時間をお客さまとの対話に振り向けながら、報告内容の質向上にもつなげる取り組みです。
記録の質を落とさずに営業の時間を生み出す、金融営業のDX事例として注目されます。
よくある質問
Q. かんぽ生命が導入したサービスは何ですか?
A. Salesforce入力エージェント「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」です。
Q. 報告業務はどのくらい短縮されましたか?
A. 商談後の報告業務にかかる時間は、1件あたり約50分から約10分へと約80%短縮されています。
Q. bellSalesAIはどのようなサービスですか?
A. 営業担当者の商談情報をAIが自動で抽出・構造化し、Salesforce入力を効率化するサービスです。








