松岡茉優×成田凌が7年ぶり共演! 三島有紀子監督『男ともだち』

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記事ポイント

  • 直木賞作家・千早茜のロングセラー傑作小説が著者作品初の映像化
  • 松岡茉優と成田凌が7年ぶりに再共演し、神名とハセオを体現
  • 京都・富山・広島でロングテイク撮影、131分の男女の物語

 

ハピネットファントム・スタジオは、直木賞作家・千早茜の傑作小説『男ともだち』(文春文庫)を映画化した三島有紀子監督最新作を、11月6日(金)より全国ロードショーします。

主演に松岡茉優、共演に成田凌を迎え、男女の曖昧で確かなつながりを描いたロングセラーがスクリーンで動き出します。

 

三島有紀子監督『男ともだち』

 

  • 公開:11月6日(金)新宿ピカデリー他にて全国ロードショー
  • 上映時間:131分
  • 原作:千早茜『男ともだち』(文春文庫)
  • 監督:三島有紀子/脚本:澤井香織/音楽:安川午朗
  • 配給:ハピネットファントム・スタジオ

 

『男ともだち』は、直木賞作家・千早茜が2014年に発表し、刊行当初から大きな話題を呼んで直木賞候補作にもなった同名小説の著者作品初の映像化です。

現在でも幅広い層の女性に支持を受け根強い人気を誇るこのロングセラーを、国内外で高い評価を得る三島有紀子監督(『幼な子われらに生まれ』)が手がけ、7年ぶりの共演を果たした松岡茉優と成田凌を軸に、実力派俳優たちが脇を固める群像劇として誕生しました。

 

ストーリー

 

京都に暮らす29歳のイラストレーター・神名(松岡茉優)は、仕事もプライベートも順調に見えるが、実は描きたいものを見失い、惰性と不毛な恋愛に逃げる日々を送っています。

同棲中の恋人・彰人(井上祐貴)とは会話もほとんどなく関係が冷めていく一方、妻子ある医師・真司(中島歩)と逢瀬を重ねても満たされないまま日々を過ごしています。

そんなある日、大学時代の先輩・ハセオ(成田凌)から突然電話がかかってきます。

昔から自分勝手で人間関係に不器用なことを自覚している神名ですが、出会った頃からなぜか深く理解してくれる"男ともだち"と7年ぶりに再会します。

あの頃も今も変わらない温度で接してくれるハセオと過ごす、京都、富山、広島での"3つの夜"が神名の人生を大きく動かしていきます。

 

松岡茉優×成田凌、7年ぶりの共演

 

主人公・神名を演じるのは、『勝手にふるえてろ』(17)や『万引き家族』(18)の松岡茉優です。

才能はあるが身勝手で人間関係に不器用なクリエイターの孤独や不安定な心情を繊細に体現し、30歳を目前に人生に行き詰まるキャラクターをリアルに演じ切ります。

男ともだち・ハセオには、『愛がなんだ』(19)や『窮鼠はチーズの夢を見る』(20)の成田凌が扮します。

ぶっきらぼうに見えながら、神名に対して独特の距離感で接する"男ともだち"として唯一無二の存在感を放ちます。

7年ぶりに再会を果たす神名とハセオと同じく、松岡と成田も7年ぶりの共演が実現しています。

 

松岡茉優は本作への思いをこう語りました。

 

三島有紀子監督とのご縁は15年ほど前、私が担当していたインタビュー番組にて初めてお会いしました。

高校生だった私は「恋と愛の違いはなんですか?」と質問して、監督は微笑みながらも「難しいですね」と、真剣に考えてくれました。

今作にて、その結実を迎えられたようでとても幸福に思います。

神名を演じさせていただいた中で、監督が私と神名を深く信頼してくださっていたこと。日々、眼差しやカット割りから受け取って、温かく感じていました。

俳優にとって、監督から信頼されること以上の幸せはあるだろうか、とも考えました。

期待は、振りかぶって投げすぎたりするけれど、監督の寄せてくれた信頼は柔らかく、激しく、心地よい温もりでした。

この作品を観てくれた方が、大切なものをこれからも大切にできますように。そう祈った作品です。

 

成田凌も撮影を振り返りました。

 

数年前に三島監督からいただいた言葉と共に、今日まで数々の現場に立たせていただきました。今回改めてご一緒できたこと、とても嬉しく思うと同時に、ハセオという役を通して少しでも感謝をお返しできたらという思いで撮影に臨みました。

毎日、一日のはじめに監督と一対一で話し合いました。

毎シーン撮り終えるたび、安堵のような、過ぎていく時間を惜しむような表情をされている監督の姿がとても印象的で、いつも現場に監督の愛が注がれているのを感じていました。

シーンには不釣り合いな虹がかかったり、なぜか昼間に夕日が出たり、面白いタイミングで雨や雪が降ったりと、映画の神様が遊んでくれているような不思議な日々でした。

映画好きのハセオの部屋には、各部署のスタッフが持ち寄った映画のビデオやDVDが大量に飾ってあります。

監督をはじめ、全スタッフの映画愛が届けば幸いです。

 

豊かなキャスト陣

 

神名の恋人で同棲相手・彰人役は井上祐貴が演じます。

恋人同士の気持ちが冷めていく様を痛々しく絶妙なトーンで好演しており、本作が三島組初参加となりました。

 

不思議な関係と絆で繋がっている2人の、お互いを思いやる愛情が印象的な作品でした。

僕自身としては、演じさせて頂いた彰人が神名との冷めていく関係をどう感じて向き合っているのか、をとても考えさせられた作品です。

撮影時は、松岡さんはじめ監督やスタッフの皆さんと何度もリハーサルを重ねる事で、彰人というキャラクターにより深みを持たせられたのでは、と思っています。

1カットで撮影をする長回しのシーンが多く、その緊張感を全身で感じながら過ごした刺激的な撮影現場でした。

決して綺麗ではないけれどそこかしこに何故か共感できる部分がある、そんな作品になっていると思います。是非お楽しみに。

 

妻子ある身だが神名と関係を持つ医師・真司役には中島歩が扮します。

 

松岡さん演じる神名はピリピリしていて隣にいるだけで緊張しました。そう感じさせられる松岡さんにとても刺激を受けました。

そんな神名は観客を「男ともだち」というロマンチックな関係に陶酔させることを許さず、容易に感情移入もさせてくれません。しかしそれを作品の魅力にしてしまう三島監督の演出が本当に素晴らしかったです。

私はというと、出たよ中島と思われるかもしれない役回りですが懲りずに楽しんでいただけたらと思います。

 

神名の大学時代の友人・美穂役は咲妃みゆ、神名とハセオの先輩でライブハウスのオーナー・岩佐役は三浦貴大が演じます。

神名が通う映画館の映写技師の女役に余貴美子、美術館のキュレーター・楢崎役に池畑慎之介が出演し、それぞれキーパーソンとして作品に深みを与えます。

咲妃みゆはこう語りました。

 

言葉にし難い"絶妙な関係性"は往々にしてあるだろうし、断定的に言語化するなんてそもそも出来るはずないのかもしれません。

この物語に触れながらそんなことを漠然と考え、何処か心が救われたような気持ちになりました。

辻田美穂は神名の抱く複雑な感情に理解を示し共鳴し合う稀な人物です。美穂にとっても神名との結びつきは唯一無二の光であることを胸に留め大切に演じさせていただきました。

映画を愛する三島監督の並々ならぬ情熱を全身で感じ、松岡茉優さんの圧倒的な集中力に惹きつけられた撮影期間でした。

この映画に携われたことを幸せに思います。人間ならではの複雑さと愛おしさを、ぜひ劇場でお楽しみください。

 

余貴美子はこう語りました。

 

三島監督から、原作にはない[映写技師の女]、映画の神様、という畏れ多いお役を承りました。

ほんのちょいの間の登場ですが、その役はかつてロマンポルノに出演したことのある女優らしい。と、それだけで、演じるのがワクワクしました。

京都にある映画館出町座で、主人公が自分の気持ちを吐露する場面。

皆様も映画館でモヤモヤした気持ちをしっとりと味わって頂きたいと思います。

 

三島有紀子監督のコメント

 

三島有紀子監督は本作への思いをこのように語りました。

 

男ともだちがいた。

彼は優しくなかった。酒に溺れ、嘘をつき、女にだらしなく、時々、自分自身すら見失っていた。

それでも、わたしが世界からはぐれ落ちそうな夜になると、決まって「飯でも食いにいこう」と言って夜明けまで隣を歩いた。

まるで、それだけで人間は死なずに済むと知っている天使みたいに。

今はもう、この世界にいない。

千早茜さんの豊かな小説、『男ともだち』に出会った時、人間は、醜く、欠けていて、どうしようもない孤独を知ってるから隣にいたがるのだと思った。

松岡茉優さん、成田凌さんと、みんなで、京都、福井、そして広島の水辺を漂いながら、壊れたことのある人間たちを見つめ続けた。

恋人ではない。

友情でもない。

もっと名前のつかない、湿った感情についての映画だ。

そして、自分の人生を新しく描こうともがく業の映画だ。

たぶん、それこそが、人が生き延びる理由なのだと思う。

松岡さんと成田さんが歩く姿を早く観てもらいたい。

 

原作者・千早茜からのコメント

 

原作者の千早茜は、映画化決定時にこのようなコメントを寄せています。

 

映画化の話をいただき、まっさきに考えたのは、この作品を大切に思ってくれている読者のみなさんのことでした。

私自身、とても好きな小説が映像化すると知ったとき、複雑な気持ちになった経験があります。

特に、今回は私の著作初の映画化なので、まずは私の言葉でお伝えしたいと思いました。

この文章を書いている現在、私はまだ完成した映画を観てはいません。とはいえ、脚本は何度も確認させてもらい、撮影現場にも招いていただきました。映画の世界を作る現場の方々や監督のこだわりには感動しました。

文字だけだった私の物語が、たくさんの人たちの手で知らなかったかたちになっていくことを、私自身はポジティブに捉えています。でも、読者のみなさん全員がそうであって欲しいとは言いません。自由に受け止めて欲しいと思います。

ただ、ひとつだけお伝えしたいことがあります。

映像化したからといって、あなたの中の神名やハセオが変わることはありません。あなたの中の神名やハセオは、あなただけのものです。私の中の彼らも変わりません。

その上で、私は新しい神名とハセオに会えることを楽しみにしています。

 

愛していないはずなのに失いたくない——誰もが一度は揺らぐ"異性のともだち"への想いを、松岡茉優と成田凌が体温のある演技でスクリーンに刻みます。

三島有紀子監督のロングテイクが神名とハセオの間に流れる時間を丁寧に映し取り、甘く、苦く、ひりひりとした"語らずにはいられない"物語を劇場で体感できます。

映画『男ともだち』の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. 映画『男ともだち』の原作はどんな小説ですか?

 

A. 直木賞作家・千早茜が2014年に発表した長編小説で、文春文庫から刊行されています。

刊行当初から大きな話題を呼んで直木賞候補作にもなり、現在でも幅広い層の女性に支持を受けるロングセラーです。

今回の映画化が著者作品初の映像化となります。

 

Q. 本作の撮影はどこで、いつ行われましたか?

 

A. 2026年2月に京都、福井、広島で撮影が行われました。

神名とハセオが過ごす"3つの夜"の舞台は京都、富山、広島です。

三島監督がロングテイクで俳優の体温や息づかいを余すところなく映し取っています。

 

Q. 脚本はどなたが担当していますか?

 

A. 脚本は澤井香織が担当しています。

『愛がなんだ』でも脚本を手がけており、原作のエッセンスを活かしながら登場人物の複雑な感情を浮かび上がらせています。

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