DC Agentiqsと統合、設計〜テストを一元化! デンソークリエイト「Next Design V5」

投稿日:2026年6月13日 更新日:

記事ポイント

  • デンソークリエイトがシステム・ソフトウェア設計ツール「Next Design V5」を2026年5月29日に提供開始、無料評価版も同日からリリース
  • Automotive-SPICEをリファレンスにした組込みソフト開発向けパッケージとAIエージェント連携機能を新搭載
  • ユーザーライセンス年間69,600円(税込76,560円)〜、動作環境はWindows 11

 

デンソークリエイトが、システム・ソフトウェア設計ツールの最新バージョン「Next Design V5」を2026年5月29日に提供開始しました。

組込みソフト開発向けパッケージの追加とAIエージェントプラットフォーム「DC Agentiqs」との統合を主軸とするメジャーバージョンアップで、新機能を試せる無料評価版も同日から利用できます。

 

デンソークリエイト「Next Design V5」

 

Next Design V5の画面イメージ

 

  • 提供開始日:2026年5月29日
  • 価格(年間利用料):ユーザーライセンス 69,600円(税込76,560円)〜 / フローティングライセンス 278,400円(税込306,240円)〜
  • 動作環境:Windows 11
  • 無料評価版:あり
  • 問い合わせ:[email protected]

Next Designは、設計情報の構造と関連を定義した「メタモデル」と、それを表現する「ビュー定義」を開発現場の観点・用途に合わせて構成できるシステム・ソフトウェア設計ツールです。

2020年のリリース以来、大手自動車メーカーやデンソーをはじめとする自動車業界の開発現場で採用されており、組込みソフトや電気機器の開発現場にも広く活用されています。

各工程の設計情報を一元管理し、チーム間で効率的に共有できる環境を提供します。

設計情報の分散や手作業の非効率性から生じるプロセスの複雑化という課題に対応するツールとして、自動車部品メーカーであるデンソーのソフトウェア開発を支える中で培われた経験をもとに開発されています。

 

組込みソフト開発向けパッケージによるクイックスタート

 

Next Design 導入を支援する組込みソフト開発向けパッケージの構成図

 

V5では、Automotive-SPICEをリファレンスとした組込みソフト開発向けパッケージが新たに追加されます。

V字工程のプロセスと成果物をもとにしたベースパッケージが用意されており、導入時の立ち上げ準備にかかる期間とコストを大幅に圧縮できます。

ベースパッケージにはメタモデル(構造定義)とビュー定義(表現手法)のセットが含まれており、そのまま即時利用することも、自社プロセスやドメインに合わせてテーラリングして組織運用することも可能です。

UML/SysML、タイミングチャート、フローチャート、DFD、FMEA、FTA、USDMといった定番の設計手法がパッケージとして用意されており、要求分析から詳細設計、故障解析まで1つのツールで設計情報を一元管理できます。

上流工程からのモデル一括生成、IDの連続再付番、影響範囲の自動抽出、テスト結果の自動集計を実行するエクステンションも付属しています。

開発言語はC#に加えてPythonにも対応しており、幅広いエンジニアが設計データを活かした現場改善に取り組める環境が整っています。

 

AIエージェントとのシームレスな設計支援

 

デンソークリエイトが開発したAIエージェントプラットフォーム「DC Agentiqs」との統合により、設計レビューやプロファイル定義など、これまで熟練者に依存していた作業をAIが支援します。

Next Design上にDC Agentiqsのチャットウィンドウが組み込まれており、ツールを切り替えることなくAIを活用できます。

ユーザーが編集中のモデルは自動でコンテキストとして認識されるため、より的確なAI設計支援が受けられます。

既存の設計ドキュメントや要求仕様をAIが読み込み、ユースケース・シナリオ・テストケースなどのモデルを自動生成することで、設計の検討からテスト設計までを迅速に進めることができます。

レビュー観点や必須項目に沿ってNext Design上の設計データを横断的にチェックし、抜け漏れや不整合を洗い出す機能も備えています。

メタモデルにおける設計項目の見直しやビュー定義への反映もAIが支援することで、ドメインに応じたプロファイルを効率よく定義できます。

 

現場フィードバックを反映した操作性の改善

 

Next Designの導入現場から寄せられたフィードバックをもとに、よく使う表示状態のブックマーク機能、シーケンス図の操作性改善、ドキュメント出力の強化が実施されます。

ReqIF形式での顧客要求取り込みやNDGitのSubmodule対応など、外部ツール連携に関わる機能も強化されています。

 

V5は組込みソフト開発向けパッケージとAI設計支援の両軸により、導入初期から高い生産性を発揮できます。

ユーザーライセンス年間69,600円(税込76,560円)から利用でき、新機能をできる無料評価版も製品サイトから提供されています。

デンソークリエイト「Next Design V5」の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. Next Design V5の動作環境はどうなっていますか?

 

A. Windows 11に対応しています。

詳細なシステム要件は製品サイトに掲載されています。

 

Q. 提供されるパッケージはAutomotive-SPICEへの準拠を証明するものですか?

 

A. 提供される組込みソフト開発向けパッケージはAutomotive-SPICEをリファレンスとして設計されていますが、Automotive-SPICEへの準拠を謳うものではありません。

Automotive-SPICEはドイツのVerband der Automobilindustrie e.V.(VDA)の登録商標です。

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