Departure(旅行・おでかけ)

約2年の議論を経た四季型ブランド! ニセコプロモーションボード「Niseko by Nature」

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記事ポイント

  • 一般社団法人ニセコプロモーションボードが、約2年の検討期間を経て地域ブランド「Niseko by Nature」を発表
  • 冬のパウダースノー一極集中から、四季を通じた自然・文化・食・ウェルネスを包括するデスティネーションへと方向性を転換
  • ブランドサイトの公開と四季別ビジュアルアセットの整備・提供が順次開始される

 

北海道ニセコエリアの観光振興を担うニセコプロモーションボード(代表理事:パトリック オオタニ、以下NPB)が、新たな地域ブランドメッセージ「Niseko by Nature」を2026年5月25日に発表しました。

世界的なパウダースノーの聖地として知られるニセコが、四季を通じて自然と人がつながるデスティネーションへと進化する第二章の幕開けとなります。

 

ニセコプロモーションボード「Niseko by Nature」

 
Niseko by Natureのブランドロゴ

 

  • 発表日:2026年5月25日
  • 発表者:一般社団法人ニセコプロモーションボード(代表理事:パトリック オオタニ)
  • ブランドサイト:nisekotourism.com/ja/
  • 対象エリア:倶知安町・ニセコ町・蘭越町の3町にまたがるニセコエリア

 

「Niseko by Nature」は、外部のブランディング専門家であるConsortium代表サイモン・クランシー氏やリサーチパートナー、地域内の事業者・自治体関係者との約2年にわたる協働を経て策定されました。

持続可能性・地域らしさ(センス・オブ・プレイス)・長期的な普遍性の3つを軸に、10年・20年先まで地域全体で使い続けられるブランドを目指しています。

このフレーズには二重の意味が込められています。

ひとつは、空気・水・森・火山が育んだ大地「自然そのもの」としてのニセコ。

もうひとつは、訪れる人を迎え入れ生命力に満ちた、ニセコという場所が本来持つ「本質(Nature)」です。

冬の一極集中から脱し、年間を通じた持続可能な観光地への転換を、この新ブランドが内外に示しています。

 
ニセコエリアの緑豊かな夏の川とカヌーを楽しむ人々を俯瞰で捉えた風景写真。背景に雲をまとった山頂が見える

 

羊蹄山を背景に、尻別川ではカヌーを楽しむ人々の姿が広がります。

緑に覆われた川沿いの夏景色は、ニセコが冬だけでなく夏にも豊かな自然体験を提供できるエリアであることを示しています。

 

ブランド策定の背景

 
ニセコ連峰の山頂付近で3人のハイカーが羊蹄山を望む登山シーン。三角点標柱と雲海が広がる夏山の全景

 

ニセコ連峰の山頂付近に立つ3人のハイカーが、三角点標柱のそばで広大な雲海と羊蹄山の全景を望んでいます。

夏の登山がニセコの新たな体験として根付きつつある様子を示す一枚です。

1990年代から2000年代にかけて、海外スキーヤー・スノーボーダーによる発見と地域事業者・行政・住民の地道な受け入れ整備が積み重なり、ニセコは「ジャパウ(Japow)」を象徴する場所として世界の旅行地図に位置づけられてきています。

近年は新たなホテル・インターナショナルスクール・ウェルネス施設の整備が進み、滞在先としてだけでなく暮らしの場としての魅力も高まっています。

インバウンドを切り拓いた第一世代の事業者・関係者が世代交代の時期を迎えるなかで、共有できるビジョンとブランドの必要性が高まっています。

NPBはこの課題に応えるため、地域住民へのヒアリング・市場調査・ワークショップ・ビジュアル開発・トーン・オブ・ボイスの整理など多層的なプロセスを経て、今回のブランド策定に至っています。

 

ビジュアルアイデンティティ

 

新ブランドのロゴは、力強い太字とすべて大文字の構成でニセコの自信とエネルギーを表現し、文字に施された丸みが多様なコミュニティの温かさと真正性を示しています。

独自のプロポーションのなかに、ニセコらしい創造性と発見の余地が込められています。

カラーパレットは全14色で構成されており、夕日の黄金・森の生命力・空と水の青・火山の赤など、ニセコの自然とコミュニティを反映した色彩が採用されています。

マツモリ・グリーン、パウダー・ブルー、シリベツ・ブルー、マツリ・レッド、サンライズ・オレンジ、ビレッジ・ブラウン、シベリアン・ベージュ、羊蹄グレーなど、いずれも土地に根ざした固有の名前が冠されています。

写真と映像のガイドラインでは、自然光を活かしたリアルな瞬間の撮影を重視し、過度な加工・不自然なポージング・SNS的な誇張表現を避ける方針が徹底されています。

季節の手触りや人と自然の交わりをありのままに伝えることを目的とした撮影・編集の原則が、ブランドブックに細かく規定されています。

 

四季のニセコがもつ多層的な魅力

 
ウィンターシーズンの日常

 

冬のニセコでは、世界最高クラスのパウダースノーを活かしたスキーやスノーボードが体験できます。

ウィンターシーズンの日常的な風景として、雪に包まれたエリアの暮らしとリゾート文化が共存しています。

 
遅い春の訪れを知らせる芝桜

 

ニセコの春は遅く、芝桜が大地を彩るころにようやく雪解けの季節が訪れます。

この独特のリズムもまた、ニセコらしい自然の物語のひとつです。

「Niseko by Nature」では、ニセコの魅力を体験・場所・自然環境の3つの視点から合わせて15の要素として整理しています。

体験の軸ではウェルネス・四季の食・四季を通じたアクティビティ・リトリート・地域の文化と工芸、場所の軸では村の暮らし・神社や祠といった静寂の空間・森や山を縫う小径、自然環境の軸では羊蹄山をはじめとする山々と眺望・火山がつくる地形・川と湿地・森・地の恵みが位置づけられています。

ミシュラン星付きダイニングから地元の居酒屋まで、温泉とリトリート、農場と食卓、夏のハイキングと川遊び、冬のパウダースノーが、ひとつの地域が持つ連続した物語として発信されます。

 

今後の展開

 

ブランド発表に合わせ、ブランドサイト(nisekotourism.com/ja/)が公開されます。

四季別ビジュアルアセット(夏・冬・春・秋)の整備と提供が順次開始されるほか、国内向けキャンペーン・海外向けプロモーション・PR・SNSでの段階的展開が予定されています。

NPBは「Niseko by Nature」を単なるマーケティング施策ではなく、地域の意思決定や事業者の発信を支える共通基盤として運用します。

スチュワードシップ(地域のあり方を守り育てる責任)の観点を組み込んだ長期的なコミュニケーション計画が推進されます。

2007年設立のNPBは、倶知安町・ニセコ町・蘭越町の3町を対象とする非営利の地域DMO組織で、2020年・2021年に観光庁より重点支援DMOとして選定されています。

現在の加盟会員数はエリア内外に400名以上に達しています。

 

四季を通じた豊かな自然体験と多彩な食・ウェルネス・文化が凝縮されたニセコエリアが、「Niseko by Nature」というブランドのもとで年間デスティネーションとしての新たな姿を国内外へ発信します。

冬の雪山だけではなく、夏の尻別川でのカヌーや羊蹄山へのハイキング、地域の温泉やリトリートまで、一年を通じて自然と人がつながる体験が揃っています。

ニセコプロモーションボード「Niseko by Nature」の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. 「Niseko by Nature」というブランド名にはどのような意味がありますか?

 

A. このフレーズには二重の意味が込められています。

ひとつは、空気・水・森・火山が育んだ大地「自然そのもの」としてのニセコ。

もうひとつは、訪れる人を迎え入れ生命力に満ちた、ニセコという場所が本来持つ「本質(Nature)」です。

 

Q. ニセコプロモーションボードとはどのような組織ですか?

 

A. ニセコプロモーションボード(NPB)は、倶知安町・ニセコ町・蘭越町の3町にまたがるニセコエリアの観光振興を目的に2007年9月7日に設立された非営利の地域DMO組織です。

観光庁より2020年・2021年に重点支援DMOとして選定されており、現在の加盟会員数はエリア内外に400名以上となっています。

 

Q. 新ブランドのカラーパレットはどのような考え方で設計されていますか?

 

A. 全14色で構成されており、夕日の黄金・森の生命力・空と水の青・火山の赤など、ニセコの自然とコミュニティを反映した色彩が採用されています。

マツモリ・グリーン、シリベツ・ブルー、マツリ・レッドなど、いずれも土地に根ざした固有の名前が冠されています。

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