記事ポイント
- シンガポール長編アニメーションとして初めて、アヌシー国際アニメーション映画祭の公式コンペティションに選出
- 第二次世界大戦下のシンガポールを舞台に、二人のヴァイオリニストが時代を超えて守った約束を描く
- 2026年6月21日〜27日、フランス・アヌシーにて第50回記念映画祭で世界初上映
シンガポール長編アニメーションの歴史に、初めての快挙が刻まれます。
スローネが製作・制作に参画する長編アニメーション映画『The Violinist』が、世界最大規模のアニメーション映画祭として知られる「第50回アヌシー国際アニメーション映画祭」長編部門の公式コンペティションに正式選出されます。
戦争に引き裂かれた二人の音楽家が守り続けた、時代を超えた約束の物語が、2026年6月にフランスの舞台で初めて世界に届きます。
スローネ参画『The Violinist』第50回アヌシー映画祭公式コンペに選出

- 作品名:The Violinist
- 監督:Ervin Han、Raul Garcia
- 脚本:Ervin Han、Jordan Katherine See
- 音楽:Ricky Ho、Isabel Latorre
- キャスト:Kheng Hua Tan、Kazuya Tanabe、Adrian Pang、Ayden Sng、Fang Rong Foo
- 製作参画:株式会社スローネ
- 映画祭:第50回アヌシー国際アニメーション映画祭(2026年6月21日〜6月27日、フランス・アヌシー)
長編アニメーション映画『The Violinist』が、2026年6月21日から27日にかけてフランス・アヌシーで開催される「第50回アヌシー国際アニメーション映画祭」長編部門の公式コンペティション作品に選出されます。
シンガポール長編アニメーションが同映画祭の公式コンペに名を連ねるのは、これが初めての快挙です。
本作は、第二次世界大戦下のシンガポールおよびマレー半島を舞台に、二人の若きヴァイオリニスト、カイとフェイの運命を描きます。
音楽への情熱と未来への夢を共に胸に抱いていた二人ですが、戦争はその人生を大きく引き裂き、それぞれがまったく異なる時代と現実を歩むことになります。
それでも二人の胸に残り続けたのは、いつかまた出会い、ヴァイオリンのソナタを共に奏でるという、たった一つの約束です。
監督はErvin HanとRaul Garciaが共同で務め、製作・制作には東京を拠点に国際共同製作を強みとするクリエイティブカンパニー、スローネが参画しています。
失われた青春と記憶、そして時代を超えて響き続ける音楽の力を描いた本作が、世界の映画人が集うアヌシーの舞台でその全貌を初めて明かします。
戦時下のシンガポールに生きた二人のヴァイオリニスト

赤いワンピース姿のフェイがヴァイオリンの弓を滑らかに引き、広間の向こうでカイがピアノで応えるその場面は、二人の音楽への純粋な情熱と、戦争の影がまだ届いていなかった時代の温かさを映し出しています。
脚本はErvin HanとJordan Katherine Seeが共同で手がけており、監督Ervin Han自身の記憶・歴史・音楽への長年の探求が物語の土台を形成しています。

植民地建築が連なる街並みを見下ろす屋上で、一人ヴァイオリンを奏で続けるカイの姿は、戦争で引き裂かれた後もかつての約束を心に刻み続けた男の孤独な時間を伝えています。
音楽はRicky HoとIsabel Latorreが担当し、二人の時代を隔てた感情の機微を音で綴ります。
キャストにはKheng Hua Tan、Kazuya Tanabe、Adrian Pang、Ayden Sng、Fang Rong Fooが名を連ねています。
監督・エグゼクティブプロデューサーのコメント

監督のErvin Han氏は「『The Violinist』は、私の記憶、歴史、そして音楽への長年の探求を礎に、人生がいかに時の流れによって形づくられていくのかを描いた作品です。本作をアヌシーという世界的な舞台で発表できることを、この上ない光栄に思います」とコメントしています。
夜のコロニアル様式の邸宅ベランダで、シーリングファンの明かりの下、ソファに並んで静かに向き合う2人の人物が映し出す情景は、本作が持つ穏やかでありながら深みのある人間ドラマの空気を伝えています。
エグゼクティブプロデューサーを務めるスローネ代表の結城崇史氏は、「HAN監督との初めての出会いは2006年です。約20年の時を経て、この長い友情の結実の一つとして本作が誕生したことに深い感慨と喜びを覚えています」と振り返っています。
作中でカイとフェイが歳月を超えて約束の再会を目指すように、製作の現場もまた20年にわたる絆の上に成り立っています。
シンガポール長編アニメーションとして初めてアヌシー映画祭の公式コンペに名を連ねた本作は、2026年6月21日から始まる第50回記念の映画祭でその物語を世界に向けて届けます。
製作・制作に参画したスローネが、監督Ervin Han氏との20年にわたる友情を礎に実現させた国際共同製作の成果です。
『The Violinist』の紹介でした。
よくある質問
Q. アヌシー国際アニメーション映画祭とはどのような映画祭ですか
A. フランスのアヌシーで毎年6月に開催される世界最大規模のアニメーション映画祭です。
長編・短編・テレビシリーズなど複数の部門で構成され、世界各国の作品が集まります。
Q. スローネはどのような会社ですか
A. 東京を拠点に映画・テレビ・アニメーションの企画・製作・制作を手がけるクリエイティブカンパニーです。
国際共同製作を強みとし、社内には国内外に経験豊かなVFXチームを有しています。