記事ポイント
- システム計画研究所が宇宙戦略基金事業・探査等(第二期)の技術開発課題に連携機関として参画
- 月面のレゴリスを電子ビームで溶融・凝固させ、着陸パッドや走行路の形成を目指すプロジェクト
- ISPは月面ロボット運用を支える通信技術とシステム設計・検証を担当
システム計画研究所が、宇宙戦略基金事業・探査等(第二期)の技術開発課題「月面インフラ構築に資する要素技術」に連携機関として参画。
月面での持続的な活動を支える、ロボット・材料・通信を組み合わせた技術開発です。
将来の月面拠点づくりに向けた、産学連携プロジェクト。
システム計画研究所「月面インフラ構築に資する要素技術」

- 事業名:宇宙戦略基金事業・探査等(第二期)
- 技術開発テーマ:月面インフラ構築に資する要素技術
- 課題名:電子ビームレゴリス凝固技術及び月面移動作業ロボットシステムの開発
- 交付決定日:2026年3月30日
- 代表機関:国立大学法人東北大学
- 研究代表者:吉田和哉 特任教授
- 連携機関:株式会社システム計画研究所、株式会社 Space Quarters、白山工業株式会社、株式会社JAOPS、アステリアART 合同会社
月面に広く存在する砂状の物質「レゴリス」を現地資材として活用し、構造物づくりにつなげる技術開発。
地球から資材を運ぶ高いコストを抑え、月面で着陸パッドや走行路を直接形成する基盤技術の確立を目指します。
電子ビームでレゴリスを溶融・凝固させる、月面インフラ構築のための要素技術。
月面移動作業ロボットシステム
本プロジェクトでは、月面上で施工を担う多機能な月面移動作業ロボットを開発。
図では、車輪を備えたローバー型の本体に作業機構を組み合わせた、実用を見据えた構成が示されています。
凹凸のある月面を移動しながら、資材生成や施工に関わる作業を担うロボットシステム。
電子ビームレゴリス凝固技術
電子ビームを使い、月面のレゴリスを溶かして固める技術。
細かな砂や粉のようなレゴリスをその場で固めることで、構造資材として利用できる可能性を検証します。
月面にある素材を月面で使う、現地資源利用の取り組み。
通信・システム技術
ISPが担当するのは、月面ロボットの運用を支える通信技術分野。
Mesh Network「I-SoUMeN」を活用し、通信遅延、帯域制約、通信途絶の可能性を考慮した設計・検証を行います。
限られた通信環境でロボットを安全かつ効率的に動かすための中核技術。
産学連携の実施体制
- 代表機関:国立大学法人東北大学
- 連携機関:株式会社システム計画研究所
- 連携機関:株式会社 Space Quarters
- 連携機関:白山工業株式会社
- 連携機関:株式会社JAOPS
- 連携機関:アステリアART 合同会社
東北大学を代表機関とし、複数の民間企業が参画する産学連携体制。
ロボット機構、材料、施工技術、通信分野を組み合わせ、月面実証モデルの開発を目指します。
高精度着陸機への搭載も視野に入れた技術開発。
月面で暮らし、働き、移動する未来を支えるインフラづくり。
砂のようなレゴリスを資材へ変え、ロボットが施工する構想が進められています。
通信が制限される環境での運用設計も含めた、実運用を見据えた研究開発。
システム計画研究所が連携機関として参画する、宇宙戦略基金事業・探査等(第二期)技術開発課題の紹介でした。
よくある質問
Q. システム計画研究所は何を担当しますか?
A. 月面移動作業ロボットシステムの運用を支える通信分野を担当します。
Q. このプロジェクトでは何を開発しますか?
A. 電子ビームでレゴリスを溶融・凝固させる技術と、月面で施工を担う月面移動作業ロボットシステムを開発します。
Q. 代表機関はどこですか?
A. 国立大学法人東北大学が代表機関です。