記事ポイント
- 三井ホームがRFIDと産業廃棄物管理システムで廃棄物DXを始動
- 排出から処理まで一元管理し、現場入力工数とコンプライアンスリスクを大幅削減
- 2026年4月より中部・関西エリアで運用開始、全国展開へ段階的に拡大予定
三井ホームが、建設現場から発生する産業廃棄物の管理をデジタルで完全可視化するシステムを導入します。
RFIDラベルとハンディターミナルを活用した本システムは、廃棄物の排出から収集運搬・処理センターまでをリアルタイムで追跡し、法令遵守と業務効率化を同時に実現します。
2026年4月から中部・関西エリアの一部拠点でスタートし、得られた成果をもとに全国展開が進む予定です。
三井ホーム×コムテックス「産業廃棄物管理システム」

- 運用開始:2026年4月(中部・関西エリア一部拠点)
- 開発・導入企業:コムテックス株式会社
- 採用企業:三井ホーム株式会社
- 主な技術:RFIDラベル、ハンディターミナル、Bluetooth重量データ連携
- 対象制度:産業廃棄物の広域認定制度
広域認定制度とDXが解決する現場課題
建設業界では廃棄物の適正処理や法令対応の厳格化が進んでいます。
複数の現場・協力会社にまたがる産業廃棄物を正確に追跡・管理することは、従来の紙ベースや属人的な運用では限界があります。
三井ホームは広域認定制度の活用を通じて、廃棄物の集約管理・再資源化最大化・コンプライアンスリスク低減を目指しています。
今回導入されるシステムは、この制度の実務運用を支える基盤として設計されています。
RFIDで実現するリアルタイム追跡と自動記録
本システムでは、発生した産業廃棄物にRFIDラベルを貼付し、搬出・回収・受入の各工程でハンディターミナルがデータを自動取得します。
処理センターで計測した重量データはBluetooth通信で自動反映され、記録漏れや転記ミスを防ぎます。
現場作業員のスキャン操作だけで入力工数が削減され、管理帳票やマニフェストへの手作業も大幅に減ります。
排出状況のリアルタイム把握により、分別精度向上・回収漏れ防止・輸送最適化も期待できます。
三井ホームはこれまで、労働安全衛生法に基づく作業員管理システムを運用しています。
今回の廃棄物管理システムはその既存基盤を拡張する形で導入されるため、現場への定着がスムーズに進む体制です。
排出量データの収集・分析を通じて、設計・調達工程への改善フィードバックも可能になり、廃棄物削減と資源循環の促進にも貢献します。
中部・関西エリアでの運用実績をもとに、全国拠点への段階的な展開が計画されています。
三井ホームの産業廃棄物管理DXは、RFIDによる自動追跡で現場の入力負担を大幅に軽減します。
排出から処理センターまでの一元管理により、コンプライアンスリスクの低減と透明性の向上が同時に実現します。
既存インフラを活かした拡張設計で、全国への展開も段階的かつ安定的に進められます。
三井ホーム「産業廃棄物管理DXシステム」の紹介でした。
よくある質問
Q. このシステムはどのような技術を使って廃棄物を管理しますか?
A. 産業廃棄物にRFIDラベルを貼付し、搬出・回収・受入の各工程でハンディターミナルがデータを自動取得します。処理センターの重量データはBluetooth通信で管理システムへ自動反映され、排出から処理までの流れをリアルタイムで可視化します。
Q. いつ、どのエリアから運用が始まりますか?
A. 2026年4月より中部・関西エリアの一部拠点で運用を開始します。得られた実績と改善点を検証しながら、全国拠点への段階的な展開が予定されています。