グローブライドの支援するネイチャーポジティブな取り組みの場である近畿大学奈良キャンパスのビオトープ(生育環境)が、環境省「自然共生サイト」に認定され、2025年3月28日に認定証を環境省より授与されました。
グローブライド
グローブライドの支援するネイチャーポジティブな取り組みの場である近畿大学奈良キャンパスのビオトープ(生育環境)が、環境省「自然共生サイト」に認定され、2025年3月28日に認定証を環境省より授与。
■認定授与式
日時 :2025年3月28日
場所 :近畿大学(奈良キャンパス)
■近大里山ビオトープにおける共同ネイチャーポジティブ・プロジェクト
今回認定された近畿大学奈良キャンパス(農学部)の「近大里山ビオトープ」では、奈良公園内の環境調査で発見された環境省レッドリスト:絶滅危惧IA類選定「ニッポンバラタナゴ」などの保護活動と、その生態系の保全として生息地である「ため池」の環境を管理整備の一環として、日本の伝統的な「かいぼり」などを行い、さらった泥は農業の肥料として利用するといった生物多様性に富んだ機能を回復させるネイチャーポジティブ(自然再興)な活動を学生や協力団体、企業とともに行っています。
また、キャンパス内の近大里山ビオトープの農地では、「ぺたきんの恵み」としてブランド化した環境に配慮した農作物を生産し、奈良県下のレストランなどへ提供するなど持続可能な新たな地産地消の社会モデルの創出も図っています。
同社は、2024年より、近畿大学農学部環境管理学科 水圏生態学研究室 北川 忠生教授の取り組みに賛同し、「生物・里山環境の保全活動」「学生活動」「地域・経済・文化活動」を統合した持続可能なプラットフォームの構築について人的・資金支援のほか広報活動支援を行っており。
今回の自然共生サイトの申請に際しても、社会への認知向上を目的とした支援を行っています。
■ 希少種やその生息環境の保全・管理活動について
ニッポンバラタナゴに留まらず、環境省レッドリスト(絶滅危惧II類)に選定されるヤマトサンショウウオの保護・増殖、そして生息環境の繁殖池と水路の整備や個体数のモニタリングを維持管理しています。
ため池(区域(1))二枚貝の採取
棚田の整備活動
里山・湿地エリアで確認されたヤマトサンショウウオ
ニッポンパラタナゴ(捕獲個体)
区域(1)の棚田で収穫された認証米