MAKIAエジプトは、2024年10月に日本の保育園である「Tsumugi」を開園しました。
MAKIAエジプト「Tsumugi」
MAKIAエジプトは、2024年10月に日本の保育園である「Tsumugi」を開園。
現在さらなる施設の充実や保育士の人件費の向上のために、クラウドファンディングを実施中です。
日本で保育士だった須藤真希は、2019年に小さな頃から憧れていたエジプトに足を踏み入れて以来「エジプトの幼児教育をもっと豊かにしたい」という思いから、日本式保育を広める活動をしています。
日本のおもちゃで遊ぶ子どもたち
■日本式保育園「Tsumugi」で実現したい3つのこと
1)詰め込み型のエジプト式教育から「遊びの中から学ぶスタイル」を定着させたい
エジプトでは2、3歳児から語学や教科学習などの詰込み教育が一般的で、絵本の読み聞かせや手遊びなど、子どもの自主性を育むための取り組みは実施されません。
朝からずっと同じ場所で長時間、勉強するのが普通です。
そこでまず取り入れたいのが「遊びを通して学ぶこと」「自ら『できた!』を体験して自己肯定感を育むこと」です。
エジプトの子ども達に遊びながら学ぶ楽しさを伝えたいです。
2)自発的に遊び片づけなどを通して「創造性を育みながら生きる力」を身につけてほしい
現在エジプトでの小学校は、日本の文科省と提携して積極的に日本式教育を取り入れています。
「道徳や学活」「掃除」といった、日本では当たり前の学校生活がエジプトには存在していませんでしたが、豊かな人間性を幼少期から育む手段として注目されているのです。
初めて絵本の読み聞かせや紙芝居をしたときの子どもたちの笑顔は忘れられません。
好奇心や好き!を刺激することで、自分を信じる力・自ら生き抜く力を育みたいと考えています。
3)保育士の地位向上
日本でも保育士の給与の低さが社会問題となっていますが、エジプトは日本以上です。
エジプトの保育園は国から少額の補助金しかないために給与水準は低く、優秀な人材が保育の仕事に就くことはありません。
それにより教育の質も低下するという悪循環を招いているので、Tsumugiでは通常の2.5から3倍の保育士給与を実現することで、保育士の地位向上・より質の高い保育の提供を実現させていきます。
遊びながら日本語にも触れる