レセプトデータの解析に役立つ!国立成育医療研究センター研究所「10疾患の病名マスターデータ」

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国立成育医療研究センター研究所の小児慢性特定疾病情報室 盛一享徳 室長とJMDCは、2023年4月より公開している小児慢性特定疾病の“腎疾患”のマスターに続き、“慢性呼吸器疾患”“慢性心疾患”“膠原病”“糖尿病”“血液疾患”“慢性消化器疾患”“染色体又は遺伝子に変化を伴う症候群”“皮膚疾患”“骨系統疾患”“脈管系疾患”のマスターデータを作成し、研究者に対して無償提供を開始します。

 

国立成育医療研究センター研究所「10疾患の病名マスターデータ」

 

今後の無償提供イメージ

 

国立成育医療研究センター研究所の小児慢性特定疾病情報室 盛一享徳 室長とJMDCは、2023年4月より公開している小児慢性特定疾病の“腎疾患”のマスターに続き、“慢性呼吸器疾患”“慢性心疾患”“膠原病”“糖尿病”“血液疾患”“慢性消化器疾患”“染色体又は遺伝子に変化を伴う症候群”“皮膚疾患”“骨系統疾患”“脈管系疾患”のマスターデータを作成し、研究者に対して無償提供を開始。

レセプトデータを用いた研究を行う際には、対象となる疾患に該当する標準病名(複数存在)を膨大なレセプトデータの中から抜き出してまとめたデータ(病名マスタ)を作成する必要があります。

この病名マスタを作成して初めて、抜き出した標準病名の患者の診察や検査、治療内容などが含まれている細かいレセプトデータの分析が可能となります。

この病名マスタは、作成・メンテナンスに非常に時間がかかることから、研究者にとって研究を進める上での課題の1つとなっていましたが、JMDCが有するレセプトデータのマスタ構築・運用ノウハウを用いて作成し、無償で一般に公開することで、研究者が研究に取り組みやすくなる環境を整備しました。

なお、この無償提供は、JMDCが集積する国内最大級のヘルスビッグデータを活用し、小児における疾患・治療の実態についての研究が困難な状況を解消するための推進プロジェクト「BIG DATA for CHILDREN」の活動の一環です。

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