社会整備サポート協会は、有価証券報告書の自然言語処理(NLP)による自動分析AI「テキストプリズム」を開発しました。
社会整備サポート協会 自動分析AI「テキストプリズム」
社会整備サポート協会は、有価証券報告書の自然言語処理(NLP)による自動分析AI「テキストプリズム」を開発。
【概要】
同社は、有価証券報告書の自然言語処理AI技術、生成AI技術による自動分析AI「テキストプリズム」を開発しました。
このサービスは、企業が提出する膨大なテキストデータを一括で処理し、指定した切り口に基づいた詳細な分析を可能にします。
従来1時間かかっていた分析を5分で分析でき、分析時間は、従来比、最大約90%削減できます。
企業の財務状況や経営戦略を効率的に把握し、強み弱みや比較分析、トレンドの抽出を容易にすることで、一般事業法人の総務部、営業部、企画部はじめ、金融機関、投資家の意思決定を強力にサポートします。
【課題】
有価証券報告書は情報の宝庫ですが、膨大なテキスト量のため、分析には膨大な時間と労力が必要でした。
特に、大量の複数の文章を比較しながら読むことは難しいといえます。
企業間の比較や複数年にわたる変化の追跡は、従来の手作業では非効率であり、見落としのリスクも高いという課題がありました。
1社あたり数百ページにも及ぶケースも多く、分析に要する時間は1社あたり平均1~2時間という調査結果もあります。
【解決】
同社の本サービスは、
●指定した5つのカテゴリ、さらに5つのサブカテゴリに分類、合計25の視点で高速かつ的確に抽出。
●企業間の比較や複数年比較を自動で実施し、トレンドや経営戦略の変化を可視化。
●テキストデータの要点を抽出し、短時間で意思決定に役立つ情報を提供。
これらの機能により、大量の報告書を読み込むことなく、必要な情報の把握と考察を瞬時に行える点が最大の特徴です。
【成果物】
・2社比較 :25のカテゴリで評点を付け、その評価理由まで抽出できる。
・経年比較 :同一企業を25のカテゴリで評点付け、2年間の変化を比較できる。
・カテゴリ指定:任意のカテゴリを指定可能。
・可視化 :レーダーチャートでレポートを生成し、結果を可視化できる。
従来の手作業に比べて、分析時間を大幅に短縮し、より多くの情報を効率的に活用できます。
また、結果のレポートはPDFやエクセルなど多様な形式で出力可能です。