アルティメーカー(UltiMaker)は、同社のベストセラーである「S」シリーズの最新作、UltiMaker S8を発売します。
アルティメーカー「UltiMaker S8」
アルティメーカー(UltiMaker)は、同社のベストセラーである「S」シリーズの最新作、UltiMaker S8を発売。
UltiMaker S8は従来のSシリーズよりも高品質な造形を可能にしながら、新たに開発された材料押し出し方式とモーションプランナーによって従来のSシリーズよりも最大4倍の速さで造形をすることができるようになりました。
UltiMaker S8の特徴は主に4つあります。
(1)チーターモーションプランナーの搭載による造形スピードの向上
新しく導入されたモーションプランナーにより、造形の最大速度は500mm/秒になりました。
これは従来のSシリーズの約4倍の速さに匹敵します。
造形速度を上げると品質が下がる傾向にありますが、S8のモーションプランナーは、速度を上げても従来より高精度な造形を保証します。
進化したモーションプランナーにより330×240×300mmの造形をより生産性高く高精度な造形体験を保証します。
UltiMaker S8-3
(2)新しいフィーダーの構造
新たに補強されたフィーダーはグリップの強度が向上しており高速で材料の押し出し量を調整します。
フィーダー構造
(3)流動性の高いプリントコア
UltiMaker S8用に開発されたプリントコアAAとCCは4方向から熱を加える仕組みになっており、従来の2.5倍の速さで材料を押し出すことができます。
またフィラメントにかかる負荷を一定にすることができるので、造形中の失敗や材料が詰まるリスクを軽減します。
プリントコアは従来のSシリーズ同様ワンタッチで取り外しが可能になっています。
プリントコア
(4)FDM・FFF唯一のデュアルコアを使用しての多色造形
従来のSシリーズ同様、UltiMaker S8にもノズルは2つ付いており、材質が異なる2つの材料を材料交換などによる廃棄を最小限に抑え高速造形することができます。
材料押し出し方式のコアが2つ付いているプリンターで500mm/秒の造形スピードを記録したのはUltiMaker S8が初めてです。
S8は、350種類以上の材料を扱うUltiMakerのエコシステムに対応し、業界をリードするソフトウェアUltiMaker Curaとのシームレスな統合、市場で最も幅広い材料での簡単なプリント、お客様の成功に貢献できるサポートを提供していく予定となっています。
また、S8 Pro BundleはS8とUltiMaker Material Stationを組み合わせることで、最大6本のスプールを使って、材料の自動切り替えや湿度管理をしながらプリントすることも可能です。
UltiMaker S8 Pro Bundle-1
新製品S8があれば、プリンター、ユーザー、デザインをDigital Factoryソフトウェアで管理可能です。
UltiMaker Academyのeラーニングコースで3Dプリントの知識を高め、UltiMaker Cura Marketplaceで何百もの材料やプラグインから選択するなど、たった数分でセットアップと実行が可能となります。
■アルティメーカー(UltiMaker)について
アルティメーカー(UltiMaker)は3Dプリント業界のグローバルリーダーで、ハードウェア、ソフトウェア、マテリアルの総合デスクトップ3Dプリントエコシステムを提供し、アディティブマニュファクチャリングの採用を加速させることをその使命としています。
アルティメーカー(UltiMaker)は、デスクトップ3DプリンターのリーディングブランドであるUltiMakerとMakerBotの2社を統合し、あらゆる用途に応用可能かつ使いやすい3Dプリンティングソリューションの提供を推進するとともに、持続可能な製造という未来の姿に責任を持ち、業界を鼓舞し続けています。