ゴカイ養殖の後継者育成に挑戦!シナジーブリーディング

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シナジーブリーディングは、後継者問題により衰退が予想されている日本国内のゴカイ養殖に参入することで、純国産ゴカイ生産の灯を消すことなく、新たな産業として拡大を目指す方針を決定しました。

 

シナジーブリーディング

 

いきいきゴカイマスオくんの増尾さんと中本社長

シナジーブリーディングは、後継者問題により衰退が予想されている日本国内のゴカイ養殖に参入することで、純国産ゴカイ生産の灯を消すことなく、新たな産業として拡大を目指す方針を決定。

日本国内では唯一、産卵期の異なるゴカイを生産している大分県佐伯市の株式会社 増尾商店(代表取締役:増尾 保信)は、国内クルマエビ生産を支える貴重なゴカイ生産者です。

かねてよりゴカイ養殖の若い後継者を探していましたが、鹿児島でオニテナガエビとバナメイエビの種苗生産を手がけているシナジーブリーディングと共に、ゴカイ生産技術者の育成を行っていくことに合意し、2025年5月中を目処に現在の養殖場を拠点に共同でゴカイ生産を行い、後継者の育成と新たなマーケットの創設を目指します。

ゴカイは、クルマエビ科のエビ種苗生産において欠かすことの出来ない大変重要なアイテムです。

増尾商店は産卵期の異なるゴカイを有しており、これにより年間を通じて生きたゴカイを供給出来る大変貴重なゴカイ生産者です。

今後は、シナジーブリーディングと共に、若い生産者の育成、新規顧客の開拓、SPFゴカイの開発、そして、他魚種に対するゴカイの可能性を探るための研究などを手がけていきます。

増尾商店さんのゴカイ養殖池

増尾商店さんのゴカイ養殖池

増尾さんによる収穫ゴカイ。 出荷前の様子。

増尾さんによる収穫ゴカイ。

出荷前の様子。

この事業にはタイでエビ種苗生産を手がけているIDST社(代表:田中 孝志)もアドバイザーとして加わり、タイにおける最新のゴカイ生産技術の提供やタイのゴカイ生産者との交流なども進めていきます。

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