フードストレージが製造する長期保存おにぎりの2024年販売数が18万個以上を記録しました。
フードストレージ「長期保存おにぎり」
フードストレージが製造する長期保存おにぎりの2024年販売数が18万個以上を記録。
おにぎり製造工場の報道関係者向け見学会を、3月3日(月)から3月7日(金)まで宮崎県宮崎市の工場で開催します。
【防災用備蓄食品に保存の問題】
昨年正月の能登半島地震を皮切りに、8月に発生した宮崎県南部地震から、南海トラフ地震が現実味を帯び、防災意識が高まっています。
国民生活センターの調査(令和3年3月)によると、住んでいる地域に大地震、大水害が発生すると考えている人は6割を超えていて、災害時に備え食料を備蓄している世帯の割合は53.8%にのぼるとのことです。
一方、全国消費生活情報ネットワークシステムには、備蓄食品に関する相談が5年間で207件寄せられました。
その内容は、「カビが生えた」など、安全・衛生面、品質・機能面に関するものです。
備蓄食品は、家庭で長期間保存することが想定されるため、保存状況によっては安全性や品質に問題が発生する可能性が考えられます。
【長期保存おにぎりの販売数が18万個以上を記録】
株式会社フードストレージは、賞味期限5年の長期保存おにぎりの販売を開始し、2024年の1年間で18万個以上を売り上げました。
このおにぎりの特徴は、乾燥加工をしていないため、復元不要で、そのまま食べることができるということです。
カップ麺のように、湯を沸かしてふやかす手間と時間が不要で、非常時の水道・ガス・電気が使えない時でも手軽に利用できます。
乾燥加工をせずに5年の保存が可能なのは、レトルト殺菌処理により無菌状態を保ち、特殊製法によりご飯の柔らかさを保っているからです。
従来の「備蓄おにぎり」に加え、アレルギー物質(特定原材料等)28品目不使用の「福もちむすび」の販売も始めました。
海苔なしですが、和風うま味だしの優しい味です。
どちらもコンビニのおにぎり同様1個100g程度で、賞味期限は5年です。
税込み販売価格は、「備蓄おにぎり20個セット10,800円」、「福もちむすび20個セット9,720円」などが一例です。
【調理不要に加え開発が進む安全性の向上】
お客様からは、次のような声を頂いています。
「保存期間の心配がなくなり、いくつでも常備できるようになった。
」「そのまま食べることができるのがいい。
普通は、水と熱源が必要だけど、電気・ガスが不要なのがいい。
」「子供にも安心して食べさせられる。
」「避難所での食事に対する不安がなくなった。
」
山口代表自身は、元々防災について高い関心があり、防災士の資格を取得していました。
防災の講演会で東日本大震災における避難所での話を聞く機会があり、災害時の食事で特に重要なのが、調理不要ですぐに食べられることであることを知りました。
また、アレルギーを発症する子供がいることも分かり、その二次災害の防止と、食事を世話する人の負担軽減につながるものが好まれることも分かりました。
柔らかさを保つ酵素の試作やアレルギーを排除するための商品開発に、トータル2年以上の歳月を要しました。
山口代表は、「他にも、食物繊維入りおにぎりや、タンパク質入りの栄養バランスおにぎり、その他ビーガンや、ハラール対応の商品を開発し、災害時での食事環境を整えて行きたい。
」と意欲を示しています。