石上神宮では、神剣フツノミタマ顕現150周年を記念して、2025年5月14日(水)から5月20日(火)までの1週間、特別展「石上神宮(いそのかみじんぐう)と御剣(みつるぎ)」を開催します。
石上神宮「石上神宮と御剣」
【開催概要】
名称 :神剣フツノミタマ顕現150周年記念 特別展「石上神宮と御剣」
日時 :2025年5月14日(水)~5月20日(火) 7日間
10:00~17:00最終入場16:00
会場 :石上神宮 参集殿
〒632-0014 天理市布留町384
近鉄天理駅およびJR天理駅より徒歩30分、タクシーで約10分
入場料 :未定
主催 :石上神宮
後援協力:株式会社トーダン、株式会社ニトロプラス、奈良国立博物館、吉野杉デザイン研究所
石上神宮では、神剣フツノミタマ顕現150周年を記念して、2025年5月14日(水)から5月20日(火)までの1週間、特別展「石上神宮(いそのかみじんぐう)と御剣(みつるぎ)」を開催。
神宮は日本最古の神社の一つで、武門の棟梁たる物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として長年信仰されてきました。
大和国を造られた神武天皇を窮地から救った神剣韴霊フツノミタマ、素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した天十握剣アメノトツカノツルギの二振り、また日本武尊に降りかかった災いを薙ぎ払った草薙剣クサナギノツルギという神話に名高い剣の神をお祀りすると共に、唯一無二の意匠で有名な国宝七支刀を所蔵しています。
日本三霊剣※の二振りを所蔵することから、古代より刀剣との縁はどこの神社よりも深いと言っても過言ではありません。
今回展示する当神宮所蔵の七支刀を鋳造復元した「復元 七支刀」(河内國平作)や、長きにわたり歴史を刻んできた奈良県指定文化財「太刀 銘 義憲作」(号 小狐丸)は大変貴重な刀となります。
また、2021年に人気オンラインゲーム「刀剣乱舞ONLINE」による剣奉納プロジェクト『はじまりのうた はじまりの剣』で、刀匠 宮入法廣氏により作刀された三振りの剣のうち、当神宮に奉納された「奉献の剣 銘・人 天長地久」と、株式会社ニトロプラスが所蔵する「陽の剣 銘 天」、「陰の剣 銘 地」も展示します。
奉納以来、三振り揃っての展示は初めてとなります。
この御祭神と歴史、信仰、刀剣との関係性を神剣フツノミタマ顕現150周年の好機に改めて発信することで、より多くの方々にご参拝いただき、日本の刀剣文化の奥深さに触れる機会を創り、併せて刀剣に興味関心が高い方々の参拝も叶えられればと思っています。
詳細は追って案内します。
【主な展示品等】
展示:◇「復元 七支刀」(河内國平作/当神宮所蔵)
◇「太刀 銘 義憲作」(号 小狐丸)/奈良県指定文化財
◇「陽の剣 銘・天」(宮入法廣作/株式会社ニトロプラス所蔵)
◇「陰の剣 銘・地」(宮入法廣作/株式会社ニトロプラス所蔵)
◇「奉献の剣 銘・人 天長地久」(宮入法廣作/当神宮所蔵)
【神剣フツノミタマ顕現150周年とは】
今からおおよそ2100年前、総称して石上大神(いそのかみのおおかみ)と仰がれる御祭神は、第10代崇神天皇7年に、現地、石上布留(ふる)の高庭(たかにわ)に祀られました。
御祭神である布都御魂大神フツノミタマノオオカミのご神体・神剣韴霊フツノミタマが石上布留の高庭(現・禁足地)に遷され祀られたことから石上神宮は創祀されました。
以来、永らく土中深くに鎮まっていた神剣韴霊フツノミタマが明治7年8月、菅政友大宮司の主導で行われた禁足地の発掘調査により顕現。
2024年はその顕現より数えて150周年を迎えました。
【日本三霊剣※とは】
韴霊剣フツノミタマノツルギ(布都御魂大神)・天十握剣アメノトツカノツルギ(布都斯魂大神)・天叢雲剣アメノムラクモノツルギ=草薙剣クサナギノツルギ(当神宮摂社・出雲建雄神)、この三振りは神代三剣または日本三霊剣とも言われている神代の霊剣です。