江戸前鮨のほんとうの成り立ちを学べる!『江戸前鮨の神様より』加藤博章著

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京都の出版社 ライティングは、現在書店販売中(2024年7月初版)の、加藤博章著『江戸前鮨の神様より』定価1,500円を2024年12月1日に重版します。

 

『江戸前鮨の神様より』加藤博章著

 

単行本『江戸前鮨の神様より』

著者  :加藤博章

サイズ :四六判

価格  :1,500円+税

発売日 :2024年7月31日

ページ数:204ページ

ISBN  :978-4-9904975-1-4 C0021

■販売先

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京都の出版社 ライティングは、現在書店販売中(2024年7月初版)の、加藤博章著『江戸前鮨の神様より』定価1,500円を2024年12月1日に重版。

【内容(1) 通説は、まったくのデタラメ】

江戸前鮨のはじまりは通説では華屋与兵衛(1799-1858)とされているが、真逆の真実である。

真の創始者は、著者 加藤博章の高祖父である加藤亦(また)助。

加藤家は古くは藤原氏の血統であり安土桃山時代には大名分家であった。

しかし時代が下り、徳川幕府の俸禄米だけで暮らせなくなった亦助は、家族親族を養うため武士の副業として、文化5(戊辰1808)年、自宅軒先のつけ台で小さな立ち食い店を創設した──これがほんとうの江戸前鮨の起源である。

【内容(2) 江戸前鮨の「神様」とは?!】

亦助が創業したのが現在まで柳橋で続く「美家古鮨」。

亦助には「鮨道」を極めるという武士道にも通じる理念と経営学、技術指導までが備わっており、そこが他の江戸前鮨と決定的に違う点であった。

そしてこの「美家古鮨」の家督者のみが「江戸前鮨の神様」と呼ばれるようになり──それが著者・加藤博章その人なのである。

1986年に鮨職人(主演:小林薫)の成長をテーマにしたドラマ『イキのいい奴』がNHKで放映された。

著者はこの作品の技術指導を施し、本人も特別出演し業界の話題をさらった。

じつは、著者はすでに故人である。

故人から江戸前鮨の究極の技を「一子相伝」で受け継いだ、孫の加藤祐子による「聞き書き」という点も、本書が注目に値するゆえんである。

「聞き書き」という点と、スペイン風邪以降の社会情勢の変容により淘汰された時代背景など、天保年間大飢饉時に大塩平八郎の乱が天保の改革同様であった。

百年に一度の災難(パンデミック)を生きる術を故人から伝授されていた内容も、時代の変革期を生き抜いた故人の願いも本書が注目に値するゆえんである。

【内容(3) 日本の食文化、あるべき未来までを提示】

この書は、単に江戸前鮨のほんとうの成り立ちを学べるだけの歴史書ではない。

その背景となる日本人の「和のこころ」から丹念に解説し、近代史を通じて「日本の食文化とはいかなるものか」「日本人はこれから未来をいかに生きるべきか」という本質論が説かれている。

そこから飽食時代に生きる私たち現代人が学ぶべき点はひじょうに多い。

すでに読者からは「通説とは違い、目から鱗が落ちた」「花柳界・柳橋の文化がわかった」「和食や自然由来の食物のありがたさがわかった」等、高い評価を得ている。

■目次

第1章 江戸前「美家古鮨」のこと

第2章 若者たちへの提言

第3章 歴史から学ぶ

第4章 過去の災害から学ぶ

第5章 戦争について

第6章 柳橋

第7章 和のこころ

第8章 自伝

■著者プロフィール

加藤博章(本名:加藤祐子)1968年1月生まれ。

柳橋代地にて生まれ育つ。

江戸時代の伝統を守り続け「江戸前鮨の神様」加藤博章から「美家古鮨」の家督を引き継ぎ現代に至る。

博章の孫娘。

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