FJネクストホールディングスは、首都圏でひとり暮らしをする未婚20・30代 1,600人を対象に、「今、住みたい街」、「単身者が住みやすいと思う鉄道路線」についてアンケートを実施しました。
FJネクストホールディングス「住みたい街ランキング2024」
FJネクストホールディングスは、首都圏でひとり暮らしをする未婚20・30代 1,600人を対象に、「今、住みたい街」、「単身者が住みやすいと思う鉄道路線」についてアンケートを実施。
■調査概要■
◆調査期間:2024年10月18日~23日
◆調査方法:インターネットによる調査
(インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)
◆調査対象:首都圏※在住、ひとり暮らしの未婚男女20・30代 1,600人
※1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)
【調査対象】
<回答者の男女・年代比>
人 :男性
20代 :305
30代 :495
合計(%):800(50.0)
人 :女性
20代 :400
30代 :400
合計(%):800(50.0)
合計(%)
20代 :705(44.1)
30代 :895(55.9)
合計(%):1,600(100.0)
<回答者の職業等>
●会社員 正規・非正規問わず
人(%):1,159(72.4)
●専門職 弁護士、税理士、医療関連
人(%):69(4.4)
●公務員
人(%):83(5.2)
●自営業・自由業
人(%):38(2.4)
●パート・アルバイト
人(%):143(8.9)
●学生
人(%):69(4.3)
●その他
人(%):39(2.4)
<回答者の居住地>
●東京都
人(%):850(53.1)
●埼玉県
人(%):224(14.0)
●千葉県
人(%):187(11.7)
●神奈川県
人(%):339(21.2)
【Q1】今、住みたい街はどこですか?
*「吉祥寺」が7年連続1位も、2位「横浜」とは僅差(5票差)
*「武蔵小杉」(11位→6位)初のトップ10入り
*「東京」(4位→10位)、「中野」(6位→15位)がランクダウン
【総評】
未婚の単身生活者が選ぶ「今、住みたい街」を駅名で聞いてみたところ、「吉祥寺」が調査開始の2018年以来7年連続で1位となりましたが、2位「横浜」との差はわずか5票でした。
あと一歩だった「横浜」は4度目の2位でしたが、今回最も「吉祥寺」に肉薄しました。
3位「新宿」は昨年と同位。
4位「渋谷」は昨年から一つ、5位「恵比寿」は二つ順位を上げました。
一方、「東京」は4位→10位とランクダウンしました。
トップ10を見ると、上昇組で目立ったのは「武蔵小杉」(11位→6位)と「大宮」(16位→10位)。
特に「武蔵小杉」はこれまで11位(19年、23年)が最高位でしたが、今回初のトップ10入りを果たしました。
それ以下では、「二子玉川」(28位→17位)、「川崎」(33位→17位)が昨年から上昇しトップ20入りとなりました。
一方、「中野」は9位→15位とランクダウンしました。
【主な理由】
理由は「おしゃれ」、「憧れ」などの“イメージ”評価と、「交通アクセス」、「買い物に便利」などの“利便性”評価の二つに大別されます。
トップ5を見ると、「吉祥寺」や「横浜」は、“イメージ”と“利便性”の両方が揃っていました。
一方、「新宿」、「渋谷」は“利便性”、「恵比寿」は“イメージ”が目立ちました。
<トップ5>
1位「吉祥寺」
「おしゃれ」、「便利」といったキーワードが目立ちました。
その他、「交通の便が良い」、「都心から適度に離れて自然が豊か」、「ドラマで見て自然もあり買い物もしやすそう」、「小さい頃からの憧れ」、「図書館がきれい」といった理由もありました。
2位「横浜」
「おしゃれ」、「交通アクセスが良い」、「便利」、「何でも揃っている」といった理由が目立ちました。
その他「東京にも近いし、商業施設が色々ある」、「応援しているスポーツチームがある」、「最先端で開発が目覚ましい」といった理由もありました。
3位「新宿」
多くの理由が「便利だから」、「交通の便が良い」、「繁華街だから」、「勤務先に近い」といったものでした。
交通アクセス、商業施設の充実、職場との近さといった“利便性”が人気のポイントになっています。
4位「渋谷」
「便利」、「交通の便が良い」、「都会だから」といった理由が多く寄せられました。
他に「再開発が進んでいる」、「ごちゃごちゃしているのが好き」といった理由もありました。
5位「恵比寿」
ほとんどが「おしゃれだから」でした。
他に「便利だから」、「治安がよさそう」、「好きなお店がある」といった理由もありました。
<その他>
6位「武蔵小杉」
「交通の便が良い」、「便利」など“利便性”だけでなく、再開発で大きく変化した街であることから、「おしゃれ」、「街の雰囲気が好き」、「住みやすそう」、「治安がよさそう」、「都会過ぎず田舎すぎず丁度良い」といった理由もありました。
10位「大宮」
複数の鉄道路線や新幹線が通るなど、交通の要所であることから「交通の便が良い」、「便利だから」など“利便性”が圧倒的でした。
◆過去の「住みたい街ランキング」結果◆
【Q2】単身者が住みやすいと思う鉄道路線はどこですか?
*「JR山手線」がダントツの1位。
2位「JR中央線」の約2.5倍の得票
*JRが人気! トップ5に4路線がランクイン
*私鉄トップは「東急東横線」(4位)、次いで「小田急小田原線」(6位)
【総評】
「単身者が住みやすい鉄道路線」は、「JR山手線」が2位以下を大きく引き離しダントツの1位となりました。
以下、「JR中央線」、「JR京浜東北線」、「東急東横線」、「JR総武線」の順で、トップ5に4路線が入ったJRの人気が目立ちました。
JR以外では、「東急東横線」(4位)、「小田急小田原線」(6位)が上位にランクインしました。
【主な理由】
アクセスの良さ、本数の多さ、移動のしやすさなど、それぞれの鉄道路線が持つ“利便性”の評価が多くを占め、沿線の街の“イメージ”は少数でした。
<トップ5>
1位「JR山手線」
「本数が多い」、「東京23区を移動するのに一番便利」、「東京の主要な駅を網羅している」、「家賃は高いが、仕事に行くのに便利」といった“利便性”を評価する声が多い他、「単身世帯用の物件も多い」という理由もありました。
2位「JR中央線」
「アクセスがいい」、「都内から東京西部まで色々な町に電車一本で行き来しやすい」など“利便性”の理由が目立ちますが、「高円寺、阿佐ヶ谷など、安いスーパーが多く家賃も安い」、「自然が豊か」といった理由もありました。
3位「JR京浜東北線」
「都心を縦断できる」、「列車本数が多い、始発が早く終電が遅い」、「空港、新幹線の乗り入れがしやすい」、「埼玉の大宮や横浜方面も通り、都内の主要都市にも1本で行ける」など、こちらも“利便性”が主でした。
4位「東急東横線」
「便利」、「東京、横浜どちらにも行きやすい」、「相互乗り入れが多い」といった“利便性”の他に、沿線の“イメージ”として「人気の街が沿線に多い」、「おしゃれ」、「閑静な住宅街が多い」などの理由もありました。
5位「JR総武線」
「東京から千葉にかけてのアクセスがいい」、「便利」、「乗り換えが楽」などの他に、「停車する駅にベッドタウンが多い」、「比較的家賃の安いエリアがある」といった理由もありました。
<その他:10位まで>
6位「小田急小田原線」
「アクセスがいい」、「本数が多い」、「新宿まで乗り換えなしで行ける」、「ロマンスカーがあって便利」、「近くに大学が多く、単身者向けの安い物件がありそう」、「住みやすいアパートや、買い物に便利な店舗が沿線に多い」など。
7位「京王線」
「都心へのアクセスが良く近くに自然がある」、「家賃相場が安く利便性もよい」、「衣食住のお店やクリニックなど充実している」など。
8位「西武池袋線」
「交通の便がよい」、「都内にすぐ出られる」、「学生街で一人暮らし向け物件が多い」、「西武新宿線より都心まで早く行ける」、「中央線より物件の相場が安い」など。
9位「東急田園都市線」
「都心へのアクセスの良さ」、「便利」、「おしゃれ」、「治安が良さそう」など。
10位「東武東上線」
「アクセスがいい」、「家賃が安い」、「大型スーパーなどにも行きやすい」、「商店街なども多く生活に困らない」など。