日立ソリューションズ・テクノロジーは、工場内や物流倉庫などの安全性向上を目的とし、画像認識AI技術、単眼カメラ測距技術を活用した安全モニタリングソリューションの第二弾として「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」を2024年12月16日より販売開始します。
日立ソリューションズ・テクノロジー「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」
日立ソリューションズ・テクノロジーは、工場内や物流倉庫などの安全性向上を目的とし、画像認識AI技術、単眼カメラ測距技術を活用した安全モニタリングソリューションの第二弾として「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」を2024年12月16日より販売開始。
近年、労働災害の発生件数は増加傾向にあり、安全対策は人命保護の面で極めて重要です。
1件の重大なアクシデントの背後には、数百件に上るヒヤリハットインシデントが存在するといわれており、ひとたび労働災害が発生すると、その対応を優先することにより、通常の業務遂行が困難となる可能性があります。
現場では手順を守る/点検を行うなどのルールが存在しますが、特に危険ポテンシャルの高い場所において不注意による接触事故が多数発生しているといわれています。
「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」は、フォークリフトと人との異常接近や一時停止違反、特定領域進入の危険行動をリアルタイムに検知し警告をすることで施設内の事故を予防し、検知シーンの動画や検知結果の統計の活用によって危険行動の分析や従業員への安全意識醸成の実現が可能となります。
■「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」の特長
特長1:単眼カメラで測距が可能となることで、既設のIPカメラを活用したシステム構築が短期間で可能
特長2:フォークリフトと人との接近検知や一時停止違反、特定領域進入の危険行動をリアルタイムで警告
特長3:追加学習により、検知対象の追加、危険行動検知率向上が可能(オプション)
特長4:危険行動シーンの動画、検知結果記録の活用が可能(危険行動分析、安全教育など)
■「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」導入効果
・危険行動へのリアルタイムな警告により事故を未然に防止
カメラ映像により危険行動をリアルタイムに検知し警報装置を発動、危険を通知します。
・従業員の安全に対する意識を醸成
統計情報から危険行動が発生しやすい場所、日時の傾向を把握したり、発生したシーンの動画を従業員への安全教育に使用するなど、安全に対する啓蒙活動に活用できます。
■システム構成例
「リアルタイム解析ソリューションパッケージ」は、高速・高精度な画像AI処理が可能なコントローラにインストールすることで、リアルタイムな検知および解析を実現します。
また、本コントローラは屋外環境に合わせた省電力・高い安定性に加え、さまざまなIPカメラへ対応しているため既設のIPカメラ活用など屋内外問わない環境に合わせたシステム構築が可能です。
・システム構成例
IPカメラ、AIエッジコントローラ(AEC)*1、警報装置の各1台から構成するAI監視カメラセットとレコーダ、PCから構成する解析セットから構成
■提供ソフトウェア
No.(2)
ソフトウェア:エッジソフト
内容 :リアルタイム解析ソリューションパッケージ エッジソフト
機材No.3 AECにインストール
AECにインストール AEC1台あたり1ライセンス
No.(6)
ソフトウェア:PCソフト
内容 :リアルタイム解析ソリューションパッケージ PCソフト
機材No.5PCにインストール
PC1台あたり1ライセンス カメラ20台まで対応可
■機材
No.(1)
機材:IPカメラ
内容:AXIS製 M2035-LE ※推奨
No.(2)
機材:AEC*1
内容:日立国際電気製 VG-IP4000-H2 カメラ毎に1台必要
リアルタイム解析ソリューションパッケージ エッジソフトをインストール
No.(3)
機材:警報装置
内容:アイエスエイ製 DN-1750PX-N1LSB
No.(4)
機材:レコーダ
内容:日立国際電気製 SR-N5600-08T
No.(5)
機材:PC
内容:OS:Ubuntu メモリ:32GB ストレージ:1TB(SSD)
*1 AEC(AIエッジコントローラ):日立国際電気製AIエッジコントローラ紹介ページ
https://www.hitachi-kokusai.co.jp/products/solutions/5G_LTE/AEC/