日本ライフラインは、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療で使用される「心腔内除細動マルチカテーテル/BeeAT with inner Lumen」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。
日本ライフライン「心腔内除細動マルチカテーテル/BeeAT with inner Lumen」
日本ライフラインは、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療で使用される「心腔内除細動マルチカテーテル/BeeAT with inner Lumen」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞。
BeeAT with inner Lumenは、細径ながら独自のルーメン構造により多様なデバイスとの併用を可能にし、不整脈治療の安全性の向上に寄与する点が高く評価されました。
●製品名称
心腔内除細動マルチカテーテル/BeeAT with inner Lumen
●製品概要
本製品は心房細動に対するカテーテルアブレーション治療で使用されます。
心房細動に対して電気ショックを与えることで除細動を行います。
心房細動の多くは特定の部位の治療で治りますが、一部例外もあり、本製品は例外症例で治療の選択肢を広げるルーメン構造を備えています。
●グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
本製品は、直径2mmのカテーテルの中に直径1mmの貫通ルーメンを持たせることで、ガイドワイヤーや細径電極カテーテル、造影剤等の併用を可能としている。
異なる電極群間の絶縁破壊を避けるため、電極群ごとにルーメンを分けるとともに、ルーメンを円形状でなく楕円に近い特殊な形状にすることで、限られたスペースの中で貫通ルーメン構造と高い絶縁性の両立を実現している。
電流を用いる不整脈治療を、操作性、汎用性、安全性を満たして実現した、優れたデザインである点を評価した。