日本能率協会総合研究所は、全国の30~79歳の既婚女性を対象として『味の地域差に関する調査2024《料理編》』を実施。
日本能率協会総合研究所『味の地域差に関する調査2024《料理編》』
日本能率協会総合研究所は、全国の30~79歳の既婚女性を対象として『味の地域差に関する調査2024《料理編》』を実施しました。
本調査では、日本全国47都道府県を10のエリアに分けて、「家庭料理の面からみた味の地域差」をテーマにしています。
エリア別に「よく作るメニュー」や「料理の味付け」、「よく使う調味料」を捉えます。
本調査レポートは有償にて販売。
また、20~79歳男女を対象とした「味の好みの面から味の地域差」を捉える《味嗜好編》も同時リリースしています。
今回は調査結果の一部を抜粋して案内します。
『味の地域差に関する調査2024《料理編》』
https://www.jmar.biz/report2/taste2024_cooking/
■調査結果のポイント紹介
本リリースでは、地域別と年代別の結果および、時系列比較を一部紹介。
●40代女性の2割近くが「基本調味料のおいしい配分がよくわからない」
●和風の野菜の煮物を作る頻度は減少傾向。
最も頻度の低いエリアは北海道
●よく作られる和風煮物メニューは「肉じゃが」、伸長した「小松菜やナス等の煮びたし」
●煮物の味付けは基本調味料が高いものの、時系列でみると「めんつゆ」「白だし」が増加傾向
●普段料理に使う調味料では「めんつゆ」が8割台で高く推移「白だし」が伸長続き4割超
■調査概要
調査名 : 味の地域差に関する調査2024《料理編》
※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている調査結果の
一部を抜粋して紹介します。
調査期間: 2024年6月14日(金)~2024年6月30日(日)
調査対象: 日本能率協会総合研究所が保有する「モニターリサーチ・システム」
(全国に居住する30~79歳までの既婚女性)
調査方法: オフライン調査
回答者数: 2,800名
全国10エリア各年代を均等に近い形でサンプル回収し、ウエイトバック集計を実施
詳細URL : https://www.jmar.biz/report2/taste2024_cooking/
【調査結果1】40代女性の2割近くが「基本調味料のおいしい配分がよくわからない」
和風料理の味付け意識について、既婚女性40代の2割近くが「しょうゆ・みりん・みそ等、和風の基本調味料だけでは、おいしい配分がわからない」と回答した。
なお、30代も2割弱とやや高い。
地域別の特徴をみると「しょうみ・みりん・みそ等、和風の基本調味料は地元や郷土のものを使っている」は九州が最も高く約2割。
「めんつゆ・だししょうゆ・ぽん酢しょうゆ等市販の和風万能調味料をよく利用する」は東北・首都圏が6割半と高い。
他方で「しょうゆ・みりん・みそ等和風基本調味料だけで味付けをする」は九州が7割弱と最も高い。
Q. あなたの和風の料理の味付けについて、あてはまるものは?(複数回答)
【調査結果2】和風の野菜の煮物を作る頻度は減少傾向。
最も頻度の低いエリアは北海道
自宅で和風の野菜の煮物を作る頻度は「週に2~3回程度」が26.0%、「週に1回程度」が25.6%で、合わせると「週に1~3回程度」で半数を占める。
時系列でみると煮物を作る頻度は低下している。
2018年当時は週あたりの平均回数が「1.9回」だったが2024年調査では「1.5回」へと減少した。
エリア別でみると関西と四国が「1.7回」と高く、北海道が「1.1回」と低い。
Q. お宅では和風の野菜の煮物をどのくらいの頻度で作りますか。
(単一回答)
※ここでは、野菜や乾物等が主役の煮物で、魚や肉が主役の煮魚や角煮等は除きます
【調査結果3】よく作られる和風煮物メニューは「肉じゃが」、伸長した「小松菜やナス等の煮びたし」
自宅でよく作る煮物メニューは「肉じゃが」が最も高く7割強で、最もよく作る和風の煮物メニューとしても3割強と高い。
次いでよく作るメニューでは「かぼちゃの煮物」「大根の煮物」「きんぴらごぼう」が半数以上で続く。
最もよく作るメニューでは「肉じゃが」が3割強、次いで「かぼちゃの煮物」「大根の煮物」が1割強で続く。
時系列で最もよく作るメニューをみると2021年調査で「肉じゃが」は5ポイント以上増加していたが、2024年調査では5ポイント近く減少。
「小松菜やナス等の煮びたし」は2021年調査で5ポイント以上減少していたが、2024年調査では10ポイント近く増加した。
Q. お宅で作る野菜等の和風の煮物は、どのようなメニューが多いですか。
(複数回答)
Q. お宅で作る野菜等の和風煮物のうち、あなたが最もよく作る煮物を1つお答えください。
(単一回答)
【調査結果4】煮物の味付けは基本調味料が高いものの、時系列でみると「めんつゆ」「白だし」が増加傾向
煮物の味付けに使う調味料をみると「しょうゆ」「みりん」「酒」「砂糖」といった基本調味料が高い。
ただ、だしの部分を担う調味料に着目すると、いわゆる「かつお節・削り節」「昆布」「干ししいたけ」といった素材類は低く、「かつお風味の和風だしの素」が4割を超える。
また2018年と比較して「つゆの素・めんつゆ」が微増、「白だし」は5ポイント以上増加しており、いずれも増加傾向のみられる数少ない調味料。
Q. あなたが最もよく作る煮物は、どのような調味料で味付けをしますか(複数回答)
【調査結果5】普段料理に使う調味料では「めんつゆ」が8割台で高く推移「白だし」が伸長続き4割超
自宅で普段料理に使っている調味料のうち「つゆ類」を取り上げると「つゆの素・めんつゆ」はいずれの年代でも8割以上が使用と高く、時系列でみても高く推移している。
「白だし」は30代の使用が最も高く半数を超え、年代があがるほど使用率は低い。
時系列でみると「白だし」は調査のたびに増加傾向で、2018年と比べて2024年調査では15ポイント以上増加している。
若い年代が使用している割合が高いことから、今後も使用率は高まるのではないかと期待される。
Q. 次にあげるもののうち、お宅でふだん料理に使っている調味料をお答えください。
(複数回答)
本レポートについて コメント
今回のリリースで紹介した『味の地域差に関する調査2024《料理編》』は有償にて販売しています。
本リリースでは紹介できなかったよく作るメニューや卵焼きの味、みそ汁の味付け、ふだんの使用調味料等、幅広いトピックを有償版では多数掲載しています。
詳しくは下記までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。
※本リリースに関するお問い合わせにつきましても、下記までお願い申し上げます。
【レポート販売の案内】
■アウトプット
『味の地域差に関する調査2024《料理編》』
(1)調査報告書(PDFデータ):2024年8月完成
(2)データ:単純集計表・クロス集計表一式・ローデータ
◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にて承ります。
【都度お見積りさせていただきます】
※同社は、本調査を購入した企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。
ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。
※本調査の成果物の利用は購入した企業(法人・個人)の内部での利用のみに限らせていただきます。
■調査購入の案内
・定価 525,000円(税別)
・MDBメンバー価格 490,000円(税別)
※『味の地域差に関する調査2024《味嗜好編》』『味の地域差に関する調査2024《料理編》』の2編セット価格:定価950,000円(税別)/MDBメンバー価格920,000円(税別)