防災備蓄として持っている人増加!日本ガス石油機器工業会「カセットこんろと防災鍋」実態調査

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日本ガス石油機器工業会は、2024年8月29日(木)より、全国25歳以上のカセットこんろユーザー360名を対象とした使用実態調査をおこないました。

 

日本ガス石油機器工業会「カセットこんろと防災鍋」実態調査

 

 

日本ガス石油機器工業会は、2024年8月29日(木)より、全国25歳以上のカセットこんろユーザー360名を対象とした使用実態調査をおこなった。

日本ガス石油機器工業会では、より多くの皆様にカセットこんろ・ボンベの使用期限について知っていただくため、2023年にカセットこんろの買い替え検討目安の10年とカセットボンベの使用期限7年に合わせて10月7日を「カセットこんろとボンベの日」と制定しました。

本年も、10月7日の「カセットこんろとボンベの日」がご自宅のカセットこんろ・カセットボンベの使用期限を確認するタイミングとなるように、全国のカセットこんろユーザーへの使用実態調査をおこないました。

調査では、「カセットこんろ・カセットボンベを持っているが日常ではまったく使っていない」と回答した人が35.5%あり、3人に1人以上の割合でした。

また、災害時にカセットこんろを生存と生活の維持に役立てられる自信があるかについては、「少し不安、役立て方がほとんど想像つかない」と回答した人が30.5%と、こちらも約3人に1人が役立てる自信がないとの回答となり、災害時に適切にカセットこんろを使用できないかもしれない人が多くいるという現状が浮き彫りになりました。

カセットボンベをどの程度持っているかの質問でも「1~3本(57.5%)」の回答が最も多く、政府が推奨する備蓄水準(※) には不足しています。

推奨されるカセットボンベの備蓄量は、1人あたり1週間で約6本が必要です。

日本ガス石油機器工業会では、突然の災害時にカセットこんろが使えないという状況を避けるために、被災時を想定してカセットこんろ・ボンベを使って食事をつくることを「防災鍋」と名づけ、10月7日の「カセットこんろとボンベの日」に防災鍋を作り、カセットこんろ、カセットボンベの使い方を理解することや使用期限を確認することを推奨しています。

 

3人に1人が使っていないカセットこんろですが、いざという時に使えなかったということがないように、10月7日の「カセットこんろとボンベの日」には、「防災鍋」にチャレンジしてみましょう。

※出典:政府広報オンライン「いつもの食品で、もしもの備えに!食品備蓄のコツとは?」

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202103/2.html

■「カセットこんろと防災鍋」実態調査

・調査内容:「カセットこんろと防災鍋」の実態調査2024

・調査方法:インターネット調査

・調査期間:2024年8月29日~30日

・調査対象:25歳以上の全国のカセットこんろ所有者360名

※全国地域8エリア、

年代(25-34歳、35-44歳、45-54歳、55-64歳、65歳以上)均等割付

・トピックス

(1) カセットこんろを持っている目的・用途では、「防災備蓄として持っているだけで日常では全く使わない(20.8%)」、「目的・用途はなく単にあるというだけで日常ではまったく使わない(14.7%)」との回答が合わせて35.5%となっている。

(質問)カセットこんろを持っている目的・用途を一つ選んでください。

(2) カセットボンベの所持数に関しては、「1~3本」が高く57.5%(昨年は63.6%)という数値に。

昨年の同調査と比較して6.1%の改善が見られたものの、政府推奨の「1人1日1本弱程度」にはまだ及ばない実態が明らかになった。

(質問)燃料のカセットボンベは何本程度お持ちですか?

(3) カセットボンベの保管場所では、押入、物置(屋外)、ガレージ・納屋など存在を忘れがちになりやすい場所に保管されているケースが1/3以上ある。

(質問)カセットボンベは家の中のどこに保管してますか?

(4) カセットこんろ・ボンベの製造年の確認については、「カセットこんろもカセットボンベも確認していない(53.1%)」人が半数以上いる。

(質問)カセットこんろ・ボンベの製造年を、年に一回程度は確認していますか?

(5) 交換の必要性については、「カセットこんろもボンベも、古くなったら交換が必要だと認識している(41.4%)」と交換の必要性を認識しているとの回答が最も高く。

次いで、「カセットボンベは、古くなったら交換が必要だと認識していたが、カセットこんろは認識していなかった(23.1%)」とカセットボンベのみ認識していたとの回答が高い。

(質問)カセットこんろとボンベは、古くなったら交換の必要があることを認識していますか?

(6) 災害時において、カセットこんろ・カセットボンベを適切に役立てられる自信を訪ねたところ、30.5%の方が不安や役立て方が想像がつかないという結果となりました。

このことから、普段からカセットこんろを使用して被災時の食事作りの練習が重要と言えるでしょう。

(質問)大規模自然災害で自宅が被災、或いは電気・ガス・水道が長期間供給されない事態になった際、カセットこんろ・カセットボンベを生存と生活の維持のため適切に役立てられる自信はありますか?

■カセットこんろとボンベの日について

秋・冬のお鍋シーズンに向けてカセットこんろとカセットボンベの使用期限を確認していただくタイミングとして、またいつ起こるか予測できない災害時に適切に使用できるように準備いただくため、カセットこんろの買い替え検討目安の10年とカセットボンベの使用期限7年に合わせて2023年より、10月7日を「カセットこんろとボンベの日」に制定しました。

■防災鍋について

日本ガス石油機器工業会では、電気・ガス・水道がストップした前提で「その時にある材料・停電した冷蔵庫の材料で食事を作る」、「湯煎で調理をする」、「お米を炊く」など、カセットこんろ、カセットボンベを使って食事をつくることを「防災鍋」と名づけ、10月7日の「カセットこんろとボンベの日」に防災鍋を作り、カセットこんろ、カセットボンベの使い方や使用期限を確認することを推奨しています。

カセットこんろとカセットボンベには、ガス漏れが生じないようにゴム部品が使われています。

ゴム部品は年数が経って古くなっていくにつれ劣化していくため、ガス漏れが生じる危険性が発生してきます。

「カセットこんろとボンベの日」にカセットこんろ、カセットボンベを使用・確認するタイミングとして是非ご活用いただき、10月7日にはカセットこんろとカセットボンベを使用して、その時に家にある食品・材料で「防災鍋」を作り、使い方、使用期限について今一度確認することを推奨します。

■防災鍋キャンペーンについて

大規模自然災害で被災した時にカセットこんろをはじめとした携帯ガス機器を適切に役立てられるよう、防災鍋を作るなど日頃から使用する習慣をつけ、使用時にはカセットこんろやガスボンベの期限を確認することが重要性となります。

日本ガス石油機器工業会では、防災鍋の認知拡大と、「カセットこんろとボンベの日」に防災鍋を作ってもらえるように、2024年9月に作った防災鍋の写真を投稿する「防災鍋キャンペーン」を開催しました。

・防災鍋キャンペーン 特設サイト

https://www.jgka.or.jp/campaign/cassette_bousainabe/

防災鍋キャンペーン 応募作品一例(2)

■防災備蓄ガイド

日本ガス石油機器工業会では、災害にみまわれた際の「携帯ガス機器」の重要性や役立て方、また普段からの備蓄や準備に関する情報も発信しています。

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