ROYは、インドネシアのカラワンに開設した建築研修センターで約1か月にわたる防水工事の研修を行いました。
ROY「防水工事の研修」
ROYは、インドネシアのカラワンに開設した建築研修センターで約1か月にわたる防水工事の研修を行いました。
この研修は、外国人技能実習生が日本の建築業界で活躍するための技術と知識を育成するプログラムの一環です。
全体の研修期間は6ヶ月から8ヶ月で、防水工事・塗装工事・足場設置・クロス貼りといった大工工事の基礎のほか、ハウスクリーニング作業、ドライバー研修など、幅広いスキルを徹底的に研修します。
今回実施した防水工事研修は、ROY在籍スタッフの指導のもと、基礎から応用までの技術が教えられました。
初期段階では、モルタルを使った下地処理と複数層にわたる塗布技術が中心でした。
研修生は、特に3層の塗布を実践し、その技術を習得しました。
また、研修では工具のメンテナンスとその重要性についても学び、効率的な作業手法を身につけました。
研修の後半には、側溝などの細部にわたる仕上げ技術が教えられ、研修生たちは高度な塗膜防水技術を学びました。
最終週はトップコートの適用方法を習得し、質の高い仕上がりを目指しました。
研修では、日本の現場での清掃習慣やマナーを「ROYスタイル」として教育し、毎週土曜日には建築研修センター周辺での地域清掃活動を通じて社会貢献も行っています。
さらに、玄関框(かまち)で靴を揃える日本の習慣を教えることで、研修生たちが日本の建築現場の文化と習慣にも慣れるよう努めているとのことです。
この活動は、技能実習生が日本の建築現場で求められる社会性と責任感を学ぶためのものです。
ROY株式会社の代表取締役、大石 竜次は次のように述べています。
「短い期間ではありましたが、まずは日本の職人による技術指導をスタートできたことは大きな一歩です。
限られた時間の中でも技術を習得できるように、今後プログラムの調整を進めていきたいと考えています。
この研修プログラムを通じて、インドネシアと日本の技術交流を促進し、双方の発展に寄与していくつもりです。
」
建築研修センターでは、現在11名の研修生が本格的な建築技術の研修プログラムを受けています。
この研修では、日本の最新建築技術の教育を行っており、研修生たちが将来、日本の企業で技能実習生として活躍できるよう準備を進めています。
また、ROY株式会社はこれらの研修生の受け入れ先となる企業を積極的に募集しており、日本国内での技能実習生の需要に応えるためのサポートも提供しています。