西日本旅客鉄道が推進する大阪駅西側エリアにアート作品を展示するプロジェクト「WARP(WEST ART PROJECT)」が、「イノゲート大阪」の開業に合わせて公開中です。
「WARP」THE FOUNTAIN BOY
規模と仕様 直径1.98メートル、LED内蔵のステンドグラス
原画・監修 荒木 飛呂彦(漫画家)
企画 西日本旅客鉄道、株式会社JR西日本コミュニケーションズ
ステンドグラス筐体設計 大林組
ステンドグラス筐体施工 大林組、大鉄工業
ステンドグラス制作 エヌケービー
西日本旅客鉄道が推進する大阪駅西側エリアにアート作品を展示するプロジェクト「WARP(WEST ART PROJECT)」が、「イノゲート大阪」の開業に合わせて公開中。
JR大阪駅西口改札直結の新駅ビル「イノゲート大阪」1Fには、大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者である漫画家・荒木 飛呂彦氏のステンドグラス作品「THE FOUNTAIN BOY」が設置されました。
本作品は、かつて大阪駅のシンボルであった「噴水小僧」をテーマに、噴水には欠かせない“水”に着想を得てその循環をデザインに取り入れた作品です。
エヌケービーが運営するクレアーレ熱海ゆがわら工房は、本作品のステンドグラス制作に携わりました。
当工房が手がけるパブリックアートとしては559作品目となります。
直径1メートル98センチの円形のステンドグラスで、全42色・844ピースの手吹きのアンティークグラスで構成されています。
ガラスを削って肌の陰影を表現し、斜線が特長的な原画のタッチに合わせて線の細さを調整するなど、原画の細部まで忠実に再現しています。
さらに、球体の躯体に合うように制作寸法はミリ単位で調整を行い、高い精度で仕上がっています。
◆クレアーレ熱海ゆがわら工房◆
世界的建築家・隈研吾氏の設計によるクレアーレ熱海ゆがわら工房は、釉薬研究室、造形スタジオ、ステンドグラススタジオ、ショールームなども完備され、陶板レリーフ、ステンドグラスといった1000年変わらぬ美しさを生み出す技法と様々な分野のアーティストとのコラボレーションにより、数多くのパブリックアート作品を制作しています。