バレエ・アーティスト緑間玲貴を中心に活動するバレエ公演「トコイリヤ」は、2024年10月5日(土)・6日(日)に那覇文化芸術劇場 なはーと 大劇場(沖縄県那覇市)で新作バレエ「ビゼーティン - 七つの星の物語 -」(初演)を発表しました。
トコイリヤ「ビゼーティン - 七つの星の物語 -」
バレエ・アーティスト緑間玲貴を中心に活動するバレエ公演「トコイリヤ」は、2024年10月5日(土)・6日(日)に那覇文化芸術劇場 なはーと 大劇場(沖縄県那覇市)で新作バレエ「ビゼーティン - 七つの星の物語 -」(初演)を発表。
また5日(土)は、バリアフリー公演として、様々な障壁を抱えて生きている人を対象に1,000人を無料招待する特別公演を開催します。
緑間玲貴による演出・振付の新作バレエ「ビゼーティン」は、2021年発表の前作「御佩劍」のプリクエル作品で、ヤマトタケル伝説の剣、天叢雲剣(アメのムラクモのツルギ)誕生の物語です。
漆黒の闇だった世界に現れた渦が光「ビゼーティン」となり、「北極星」と「北斗七星」を産みだし、その星々から天叢雲剣(アメのムラクモのツルギ)が誕生したという沖縄の島々に残る伝承や「星と辨財天の神事の物語」などに着想を得て制作しています。
失われつつある琉球の文化に光を当てると共に、大和文化にも多く残る類似した物語やそこから派生した祭祀や行事を研究し、「沖縄発信」の大きな文化圏、ひいては西洋と東洋、地球というひとつの文化圏の誕生をバレエの源流に乗った演出・振付を護りながら表現しています。
【トコイリヤ RYOKI to AI vol.12について】
「トコイリヤ」は沖縄県那覇市出身のバレエ・アーティスト緑間玲貴を中心に構成しているバレエ公演企画です。
バレエ、琉球舞踊、能楽、日本古来の舞踊、雅楽などの我が国の舞踊表現に共通する「眞・善・美・愛」の深い哲学を基にバレエ作品を創造し、新たな価値観を生みだす舞踊作品と、日本発信の新しい舞踊アイデンティティの確立を大きなテーマに掲げ、継続的に創造することを追求しています。
2015年から東京・沖縄公演を重ねており、本企画で20回目(10/6)の公演となります。
2023年には皇大神宮(伊勢神宮)創建2000年の歴史上初の外来芸術(バレエ)の奉納を許されました。
【バリアフリー公演について】
―「見る」を超えて、観じる『心を育てる』環境をできる限り多くの人へ
バレエは、出演者と観客が一体となって「場」の空気感を創出し、それを楽しむ空間芸術です。
「トコイリヤ」公演は、その利点を最大限生かし『見る』だけでなく、その日、その瞬間、劇場で起こる空気感を大切に創出しながら、見るほう、創るほう、多くの人の「心を育てる」ことに共感をもたらす仕組みを持った舞台創りを目指しています。
本企画では、はじめての試みとして通常公演の他に、一般の観客と共に高齢者や障壁をもつ様々な人たちが、ストレスなく過ごせるような「アクセシビリティに重きを置いた公演」を那覇市と共に企画し、普段劇場を訪れる機会がない方々へ扉を開きます。
【出演者について】
本作の出演者には、緑間玲貴、前田奈美甫、島袋稚子をはじめとする、沖縄県で活躍中の舞踊手を多数起用しています。
ビゼーティンを演じるのは、緑間玲貴。
出演と演出・振付、企画の総合プロデュースを担います。
北極星に起用したのは、島袋稚子。
沖縄のバレエ界を代表する名花のような存在で、若手舞踊手からの信頼も厚い島袋。
本作への出演で、緑間玲貴との相乗効果がどのように生まれるのか、期待が高まります。
北斗七星には、前田奈美甫、渡久地円香、川崎さおり、渡久地真理子、當間涼、渡嘉敷由実、外間碧衣など、「粒揃い」という言葉がふさわしい沖縄バレエ界を支える中堅舞踊手がキャストに並びます。
島袋稚子 プロフィール
公益社団法人 日本バレエ協会 沖縄支部 副支部長
1977年 高良幸子バレエ研究所入所。
高良幸子に師事。
1995年 平成7度文化庁派遣国内研修員(芸術インターシップ)として
笹本公江に師事。
1996年 那覇シティバレエスクールを開校。
ミゲール・カンパネリア氏、
アイデー・グィタレス女史、ヒゴマサヒロに師事。
1997年 オレゴンバレエスクールにおいて短期研修。
2011年 平成23年度沖縄県文化協会奨励賞受賞。
2015年 2014年度 沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞。
【公演概要】
<公演名>
バレエ・アーティスト緑間玲貴 沖縄公演「トコイリヤ RYOKI to AI vol.12」
◇アクセシビリティ向上のための多様な観客に向けたバリアフリー公演事業◇
2024年10月5日(土) 16時開場/17時開演(招待公演)
◇一般販売公演◇
2024年10月6日(日) 14時開場/15時開演(通常公演)
<場所>
那覇文化芸術劇場 なはーと 大劇場
<上演作品>(上演順は未定)
1. バレエ「御佩劍」第1番『ビゼーティン - 七つの星の物語 -』
演出・振付・脚本:緑間玲貴
音楽:YURAI/サラ・ノイフェルド/緑間玲貴
衣裳:Les Merveilles(下田絢子)
2. 「ダンス・ラ・フロリアード」
振付:緑間貴子/緑間玲貴
演出:緑間玲貴
音楽:レオ・ドリーブ/レオン・ミンクス
衣裳:Les Merveilles(下田絢子)
<チケット料金>
【前売券】(全席指定)
SS席:10,000円
S席 :8,000円
A席 :5,000円
※当日券は、2,000円増し。
<チケット発売スケジュール>
【先行発売】6月1日(土)10:00~
【一般発売】7月6日(土)10:00~
助成 :文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業
主催 :一般社団法人トコイリヤ・ソサエティー/那覇市
特別協力:公益社団法人 日本バレエ協会 沖縄支部
協力 :株式会社Artist Support/緑間バレエスタジオ
後援 :沖縄県教育委員会/那覇市教育委員会/沖縄タイムス/琉球新報
総合制作:トリプルスリー
制作協力:シマシマ企画/緑間玲貴バレエオフィス
【ビゼーティン 作品概要】
<作品名>
バレエ「御佩劍」第1番『ビゼーティン - 七つの星の物語 -』
<出演者>
ビゼーティン/天叢雲剣:緑間玲貴
北斗七星 :前田奈美甫/渡久地円香/川崎さおり/
渡久地真理子/當間涼/渡嘉敷由実/外間碧衣
北極星 :島袋稚子/吉原詞子/古田絢子/
足立るみ/潮津美左紀
水の星(地球) :柳元美香
大地の星(地球) :鍵千鶴
彗星 :上杉真由
<作品制作スタッフ>
演出・振付・脚本:緑間玲貴
音楽 :YURAI(慧奏、えま)/サラ・ノイフェルド/緑間玲貴
衣裳 :下田絢子
美術 :亞煌/アミ・ロディム
照明 :アミ・ロディム/棚原栄作
演出・振付補 :前田奈美甫/柳元美香/上杉真由
振付補 :渡久地真理子
<舞台製作スタッフ>
舞台監督:津嘉山弘
照明監督:棚原栄作
音響監督:富山尚
美術製作:月光道合同会社/亞煌
映像製作:新里愛