デジサインは、台湾の iBASE社と提携し、新しいタイプのデジタルサイネージ用セットトップボックス(STB)について、2024年7月より共同開発を開始します。
このSTBは、Linux OSの「Ubuntu」を搭載し、業界で初めて、最長10年間の継続的な供給とセキュリティサポートを提供する次世代デジタルサイネージSTBを市場に投入します。
デジサイン「デジタルサイネージ用セットトップボックス(STB)」
◆新しい産業革命を牽引するデジタルサイネージSTBを目指して
「Ubuntu」は、産業用STBやネットワークストレージなどの組み込みデバイス向けのOSとして、長期的なセキュリティサポートが特徴です。
リリースから5年間のセキュリティアップデートが提供され、有償サービスにより最長10年間の更新を受けられます。
利用者は、この長期サポートを通じて、安定した運用と将来にわたるセキュリティを確保できます。
Ubuntu Pro for Devicesは、長期にわたるビジネスの成功を支える信頼の基盤となります。
また、iBASE社は、スマートフォン市場で広く採用されているMediaTekの「Genio510」CPUを搭載した、革新的な産業用STBの開発に着手します。
このCPUは、コストパフォーマンスに優れ、省エネで耐久性が高く、最長10年間の供給が保証されています。
さらに、Mali-G57 GPUを搭載し、4K60Pの鮮明な動画再生を実現。
AV1、H.265、H.264の各コーデックに対応し、デュアルディスプレイもサポートしています。
また、強力なマルチコアAIプロセッサを内蔵し、エッジAI技術を活用し、駆使したマーケティングや広告展開が可能となります。
店舗のデジタルサイネージを通じて、顧客の注目を集め、インタラクティブな体験を提供することで、販売促進やブランド認知度の向上に直結します。
また、長期間のセキュリティ更新とサポートにより、安心して長期にわたる運用が実現できます。
◆パートナー企業からのコメント
今回の開発の発表にあたり、パートナー企業からのコメントが届いています。
岡谷エレクトロニクス株式会社 代表取締役社長 水野 治
デジタルサイネージ市場ではセキュリティ、品質、長期供給等において様々な課題が存在しています。
今回の発表の新型デジタルサイネージSTBの開発では、これらの課題解決の一役を担えると期待しています。
同社はiBASE社とともにサイバーステーションの技術支援、品質・供給サポートにおいて貢献していきます。
■岡谷エレクトロニクス株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:水野 治)について)
創業350余年の歴史を有し、“グローバル最適調達パートナー”を目指す、岡谷鋼機が、さらに大きな躍動を目指す21世紀ビジョンの一環として、1984年に設立した会社です。
岡谷グループの情報・電機部門の中核を構成する技術商社として、半導体、電子部品ならびにシステム製品の販売及び技術サポートを行っています。