NTTデータ・ビズインテグラルは「Biz∫Optima(ビズインテグラル オプティマ)」の業界テンプレート拡充に向けて取り組みを開始します。
第一弾としてNTTデータ・ビズインテグラルとキーウェアソリューションズはIT業界向けプロジェクト採算管理支援パッケージ「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」を2024年8月より提供開始します。
NTTデータ・ビズインテグラル「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」
NTTデータ・ビズインテグラルは「Biz∫Optima(ビズインテグラル オプティマ)」の業界テンプレート拡充に向けて取り組みを開始。
第一弾としてNTTデータ・ビズインテグラルとキーウェアソリューションズはIT業界向けプロジェクト採算管理支援パッケージ「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」を2024年8月より提供開始します。
また、両社は他業種に対する更なるテンプレートの拡充を目指していきます。
「Biz∫Optima」はNTTデータ・ビズインテグラルのクラウドERP(Enterprise Resource Planning)サービスです。
大手企業で広く採用されている会計および販売ソリューション「Biz∫会計」と「Biz∫販売」をクラウド環境で構築し、ライセンスをサブスクリプションモデルで提供します。
今回のテンプレート拡充により従来のインフラ構築でかかっていた工数・コストを大幅に削減することができます。
【背景】
近年、IT業界を含む多くの分野で、IT人材の不足が深刻な問題となっています。
このため、ERPにおいても、システム導入・更新時にかかる、工数・コストの削減を求める利用者の意向に基づき、パッケージの機能をそのまま活用する標準機能での導入を希望する企業が増えています。
一方で、業界の商慣習や自社独自の業務やサービス提供の観点から、ERPパッケージに業務を合わせることができず、アドオン/カスタマイズによる追加開発が必要になり、システム導入・更新には工数・コストを要するケースが一定数ありました。
NTTデータ・ビズインテグラルとキーウェアソリューションズは、こうした社会問題やトレンドを踏まえ、お客様ニーズに寄与するべく、IT業界固有要件に対応した「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」を提供するに至りました。
これによりERPの標準機能を最大限活用しつつ、早期の導入・更新と素早い業務定着が見込めます。
【「Biz∫Optima」の概要】
1. クラウド型ERPの導入:インフラ環境構築と管理の負担を軽減するため、クラウド型ERPを提供しています。
2. 豊富な標準機能:Biz∫は、様々な業務課題・システム課題を解決する標準機能が充実しており、多くのお客様にご評価いただいています。
さらに、標準機能では補えない業界の固有要件については、業界特化型テンプレートを適用することで、パッケージのアドオンを最小限に抑え、導入時の負荷を軽減します。
【「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」の概要】
プロジェクト採算管理テンプレートは、「Biz∫(R)」との連携を前提としており、IT事業者や受託プロジェクト型ビジネスをされている事業者の業界固有の要件に対応するために開発した業界特化型テンプレートです。
株式会社NTTデータ イントラマートが提供する「intra-mart(R)」及び「Biz∫」を基盤とし、プロジェクト採算管理・要員管理の高度化を図ります。
NTTデータ・ビズインテグラルとキーウェアソリューションズは、顧客ニーズの変化に対応するために新たな事業に取り組まれているIT事業者向けに、管理会計の強化を目的として事業計画・投資回収計画などの推移・見通し管理を可能とする機能の提供や、部門間取引業務を社外取引と同様の業務フローで実現する社内取引管理といった機能を随時リリースしていきます。
さらに業務支援機能としては、昨今のサブスクリプションビジネスやサービス、保守メンテナンス業務において、契約情報から受注を自動生成する機能や、業界特有の前受請求による入金や売上時における前受金の自動計上・消込など、前受取引(分割検収における一括入金など)における処理を自動化する機能を提供します。
また、「intra-mart」の機構を活用した少額の決裁や継続での契約など、多様な取引パターンに対応したERP連携型のワークフローのノーコード設定も可能です。
「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」の主な機能
<統制・業務支援>
■「intra-mart」の機構を活用し、少額の決裁や継続での契約など、多様な取引パターンに対応したワークフローをノーコードで設定可能
■サブスクリプション、保守、サービスビジネスの管理を支援する契約管理機能を具備
■業界固有の、請求書照合業務、検収エビデンス受取管理、前受決済の管理の効率化を実現
<プロジェクト採算管理>
■プロジェクト採算情報をシミュレーション用ツールに取り込み、ローカルでプロジェクト計画のシミュレーションが可能
■工事進行基準プロジェクトの場合、売上計画の自動計算が可能
■部門やプロジェクト、社員個別等の切り口での要員管理が可能(空き工数把握、勤怠予実把握等)
■グループ全社、部門、プロジェクトの損益を必要な切り口での照会可能
■グループ全社、部門毎の採算を予算、見通しの比較で把握可能
<業績管理(DWH)>
■予算・見通・実績のリアルタイム集計、用途に応じた日次集計結果をBIツールの定型クエリとして準備
■事業活動を個別プロジェクトの積み上げとして管理する事で、組織やプロジェクトといった様々なカットで営業利益までの損益状況の把握が可能
<経営支援>
■開発プロジェクトと販売プロジェクトを組み合わせる事で、サービス開発等の投資案件の回収状況を把握する事が可能
【「Biz∫」について】
「Biz∫」は、ワークフロー分野で国内外に多くの実績を持つ「intra-mart」をベースとして、会計・販売・人事等をカバーしたクラウド対応ERPパッケージ(統合基幹業務システム)で、2011年の本格展開以来、採用数は増え続け1,700社を超えています。
「Biz∫」は各業界向けのテンプレート拡充を目指しており、テンプレート適用によるERP導入・運用の平準化、カスタマイズ低減による導入コストの低減を目指していきます。
上記に加え、更なるアナログプロセスの効率化・自動化のために、継続的な製品開発並びにデジタルソリューションとの連携を推進することで、ERPをはじめとするバックオフィス領域のデジタル化を促進していきます。
【各社の役割】
■NTTデータ・ビズインテグラル:
「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」のプロモーション、「Biz∫Optima」の開発・パートナー支援
■キーウェアソリューションズ:
「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」の開発、「Biz∫Optima」と「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」の販売・保守・プリセールス・導入
【今後の展望】
NTTデータ・ビズインテグラルは今回の「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」の提供開始を皮切りに他業界へのテンプレート提供拡大を目指します。
これらの対応によって導入期間の削減・業務効率向上・業務要件の充足・継続的利用などのお客様の価値提供に努めていきます。
本プレスリリースにあたりNTTデータ イントラマートよりエンドースメントがお公開されています。
今回のNTTデータ・ビズインテグラル様、キーウェアソリューションズ様による「プロジェクト採算管理テンプレート for Biz∫Optima」のリリースを心より歓迎します。
デジタル化が加速する昨今の状況下に於いては、標準のパッケージ機能だけではなく、業界固有の商慣習や自社独自の業務に即したサービスの活用が求められています。
全社規模向けのシステム開発・運用をクラウドで実現する「Accel-Mart Plus」をプラットフォームとした「Biz∫Optima」は、業種業態を問わず、幅広い企業の導入・業務定着をご支援できるものと確信しています。
今後も、同社のパートナーである、NTTデータ・ビズインテグラル様、キーウェアソリューションズ様との連携強化を通じてお客様独自の価値を素早く向上し、ビジネスモデルの変革に貢献していきます。
株式会社NTTデータ イントラマート 代表取締役社長 中山 義人