一般財団法人 辻・山中財団が、その保有企業であるG-Placeの株式配当を財源とし、2023年度に行った寄付の実績を報告しました。
一般財団法人 辻・山中財団 2023年度寄付実績
《2023年度:寄付実績》
◇2023.09.14 大阪市経済戦略局文化部文化課 「こども本の森 中之島」
●「こども本の森 中之島」とは?
「この国のこれからを支えていく子どもたちに、豊かな感性を育んでほしい。
手軽で瞬時に情報を入手できるインターネットとは違い、読書は心の栄養になる。
」そんな思いのもと、安藤忠雄さん自らが設計・寄贈した「物語の聖地」です。
●寄付を行った理由
建築家の安藤 忠雄氏が「子どもたちに多様な本を手に取ってもらい、無限の想像力や好奇心を育んで欲しい。
」との想いから自ら設計し、建設費を負担し「こども本の森 中之島」が実現したとのこと、大病を患ってなお、その後も変わらず前向きに必要だと信じることを実現していく強く生きる姿勢に大変感銘を受けました。
また現代の子どもたちに対し「多様な本を手にとる」機会を提供することに非常に大きな価値があることも強く感じており、当財団ではこのような「未来」の子どもたちの可能性をはぐくむ取り組みを支援したいと考え、寄付を行いました。
◇2024.02.16 京都府長岡京市 市民協働部 防災・安全推進室
●長岡京市への寄付の経緯
当財団の所在地である長岡京市の中小路市長の能登半島支援状況発信を受け、当財団理事長が市長と直接対話をして、市の防災・安全推進室で行っている能登半島地震支援事業に対し寄付を行いました。
長岡京市は能登半島地震の被災地に対し、水、食料、ブルーシート等の物資支援供給、人的派遣※、給水車の派遣を行っており、これらの取り組みに対し、市と共同で支援する形となりました。
※長岡京市内にある長岡京消防署は乙訓消防組合に属しており、同組合は京都府の緊急消防援助隊として1月1日以来、多くの隊員を被災地へ派遣しています。
■当財団の活動
当財団は企業が得た収益を社会に還元することを目的に設立されました。
現在、株式会社G-Placeの株式の100%を保有しており、それによって得られる株式配当から法人維持のために必要な最低限の事務経費を除き、残り全額を寄付することにより「より良い社会・より良い未来を創る」「今、困っている人を助ける」活動を行う団体を支援しています。
現代の資本主義社会においては、一部の富裕層に富が集中し格差が拡大し続けており、その行き過ぎた資本主義の構造から、貧困・飢餓・人権侵害・気候変動の進行や、生態系の劣化など多くの問題が発生しています。
それらの問題を直視し、皆でより良い社会・より良い未来を創っていくことが必要であり、そのために自身の得た収益を活用していくことが企業オーナーの社会的責任でもあると考えています。
当財団はその責任を果たす新たな企業経営の形を示し、今後も意味のある収益の還元方法を模索し、実行し続けます。
当財団の理念や寄付実績は以下のサイトより確認できます。
是非確認してください。
一般財団法人辻・山中財団公式サイト
https://www.tsuji-yamanaka-zaidan.jp