昆布じめ刺身などの製造販売を行う「かねみつ」では、能登半島地震で被災した水産会社の魚を昆布じめにしたセットを2024年4月8日に発売、収益の一部を被災者への義援金として寄附します。
同社による能登半島震災復興支援セットは、2024年1月末の第一弾に続き第二弾となります。
かねみつ 能登半島地震 復興支援第二弾「海の幸 昆布じめセット」
商品内容: 魚種(すずき、車鯛、やりいか、水たこ、帆立、黒かじき切落し)
販売価格: 5,400円(税込)、数量限定 500セット
発売日 : 2024年4月8日(月)
販売場所: 同社直売所及び同社HPにて
2024年1月に発生した能登半島地震から3か月が過ぎました。
現在、民間による様々な支援の輪が広まっています。
経済産業省も、被災した事業者への様々な支援策を公表しています。
一方、被災企業は社屋、生産工場、設備機械類の倒壊、破損により事業再開の見通しが立っていない状況です。
被災企業の材料を使用、復興支援セットを販売し義援金に
富山の昆布じめ会社が、被災した石川県七尾市の水産会社のすずきを活用し、復興支援セットとして発売します。
震災の影響で出荷ができなくなり、行き場がなくなってしまった七尾産のすずきを昆布じめにしたもの。
一般的に昆布締めと言えば、魚介に振り塩したものや、昆布を酢や酒で湿らせて作ることが多いですが「かねみつ」の昆布締めは、調味料などを使用せずに、富山湾沖の海洋深層水を使用した独自の製法により、魚介や昆布の自然な旨味を楽しめます。
そのままはもちろん、お好みの薬味などをつけても美味しくいただけます。
他にも車鯛、やりいか、水たこ、帆立、黒かじき切落しの昆布じめと合わせて6種を500セット限定販売。
1セット売上につき1,000円を義援金として日本赤十字社に寄附します。
作り手と購入者の想いを支援金という形で被災地に届ける
能登半島地震の発生からすぐに、何かできることはないかと考え震災発生の1月末に復興支援セットを発売しました。
第一弾では150セット以上を販売、1セット売上につき1,000円の義援金を寄附することができました。
第一弾の購入者からは「自分も何か被災地に支援したいと思っていた時にいい商品に出会えた」「知人に送ってあげたら、美味しいと感動していた」などの声をいただきました。
これを受けて第二弾の企画を始めたところ、取引先の福井中央魚市(株)から連絡をいただきました。
海鮮丼のネタとして使用するはずだった石川県七尾産のすずきが、震災で出荷できなくなったので使ってもらえないかというものでした。
早速今回の商品に取り入れることにしました。