一般社団法人 全国木材組合連合会は、品質・性能の確かなJAS構造材を活用する実証的な取組を支援する林野庁補助事業を実施しています。
その中でより幅広い方々に向けて、国産のJAS構造材について理解を深めていただくためのパンフレットを作成しました。
今後、関係団体を通じて配布されるほか“木のある暮らし・木の街づくり”を提案するWEBマガジン「Love Kinohei ラブキノヘイ」(以下、ラブキノヘイ)内で、申し込むと即時にPDFデータをダウンロード出来ます。
一般社団法人 全国木材組合連合会「安心・安全の国産JAS構造材」
http://love.kinohei.jp/jas-book/
国産の木材(以下 国産材)の利用を促進していくことは、炭素の貯蔵や資材製造段階での二酸化炭素の排出削減を通じた脱炭素社会の実現、都市等における快適な生活空間の形成、地域の経済の活性化等に大きく貢献することが期待されます。
今後、人口減に伴う住宅着工戸数の減少が見込まれる中で、木材需要の拡大を図るには、現在木造率が低位な非住宅分野を中心に開拓することが必要です。
また2025年施行の建築基準法では、ある規模以上の中大規模の木造建築を建てる場合には木造でも構造計算が必要となります。
木材は自然素材なので品質にはばらつきがありますが、骨格を支える構造体に、日本農林規格(JAS規格)に準拠したJAS構造材を使うことで、一定の品質や性能が担保されます。
JAS構造材は基準強度が樹種や等級ごとに合理的に定められているので、許容応力度計算をする上で大きなメリットがあり、非住宅の建築物や中高層建築物の構造材としてより適しています。
そのJAS構造材の普及のために、木材の流通や建築設計の業界だけでなく、種類や特徴などを説明して一般の方(施主等)にも理解しやすいようなパンフレットとなるように工夫しました。
■パンフレット構成
1. JAS構造材について
強度、寸法の確実性・耐久性の向上・低ホルムアルデヒド・認証の仕組み・国産材の特徴
2. JAS構造材の種類
製材・2×4材・集成材・CLT(直交集成板)・LVL(単板積層材)・合板・マークの表示例
3. JAS構造材 よくある質問