コムテックスは、小川工業が課題としていた住宅・リフォーム事業の現場での就業履歴蓄積に対して、CCUS認定・入退場管理システム「キャリアリンク」の提供及び導入フォローを実施し、全現場において就業履歴を蓄積できる環境・運用体制構築を実現したことを発表しました。
コムテックス 小川工業「キャリアリンク」提供
・CCUS認定 入退場管理システム「キャリアリンク」
URL:
https://bit.ly/48M9t4g
キャリアリンクについて
キャリアリンクは、国土交通省受託事業をきっかけに構築したCCUS認定の現場入退場管理システムです。
CCUS認定システムの中で唯一「電話発信」での就業履歴登録が可能で、蓄積したデータはそのままCCUSへ連携できます。
現場にカードリーダー等の機器の準備は不要です。
現場に割り当てた入退用の電話番号それぞれに技能者の携帯電話・スマートフォンから電話をかけていただくだけの簡単入退場管理を実現します。
キャリアリンク導入に至った経緯
小川工業では、社員だけでなく技能者を含んだ「労働環境の改善及び人材育成による生産力向上」を目的に、CCUS運用を全現場で適用しようと決意。
土木・建築事業の現場は比較的スムーズに進めることができましたが、住宅・リフォーム事業の現場では以下2つの課題に直面し、なかなか推進できずにいました。
(1) 顧客がすでに生活している空間では、カードリーダーの設置ができない
(2) 現場数が多く、すべての現場ごとに施工体制登録やCCUS運用をおこなうのが手間であり困難
キャリアリンクの「電話発信による入退場履歴登録」「まとめ現場登録」「施工体制情報自動登録」を利用することで、上記課題を解決できると判断し、利用を開始しました。
■達成に向けて実施した工夫
今回の取り組みでは「就業履歴蓄積数のUP」及び「現場職員の作業負荷を抑えること」に重点をおき、以下2つの工夫を実施しました。
(1) 入退場用発信案内カードの作成
キャリアリンクの「電話発信」登録では入退場用の電話番号を現場に掲示するのが基本の運用方法だが、掲示物を貼ることも困難なリフォーム現場では、名刺サイズの発信案内カードを作成し、CCUS技能者に配布することで対応。
技能者は自身の携帯電話で発信をおこなうだけなので、操作に迷うことなく登録できる。
(2) 建設ディレクターによるフォロー
キャリアリンクへの現場情報や事業者・技能者情報の登録対応などのデスクワーク作業は、バックオフィスの建設ディレクターがフォロー。
キャリアリンクでは現場への機械設置対応なども不要なため、現場代理人の作業負荷が削減され、本来の業務に集中できるようになり、結果生産性の向上につながった。
上記工夫により、今回、住宅・リフォーム事業の現場を含む全現場で就業履歴蓄積ができる環境・運用体制の構築が実現しました。
今後の展開
小川工業では、今回の住宅・リフォーム事業を含む全現場での就業履歴蓄積ができる環境が整ったのを活かし、2024年度は技能者のCCUSへの確実な就業履歴蓄積を推進し、就業履歴蓄積数の増加を目指していきます。
コムテックスとしては、引き続き運用フォロー・導入サポートに努めていきます。