焼酎の規制緩和を機に米国での販売施策を強化!日本酒造組合中央会“焼酎ウィーク”

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日本酒造組合中央会は本格焼酎・泡盛の米国での販売強化を目的に、ニューヨーク州およびカリフォルニア州の和食レストラン計32店の協力の下、来店者に対し本格焼酎・泡盛の魅力を訴求する“焼酎ウィーク”を開催中です。

 

日本酒造組合中央会“焼酎ウィーク”

 

これまでニューヨーク州やカリフォルニア州のレストランで焼酎を提供するには高額で取得が難しいライセンスが必要でした。

今回これらの州法が改正され、2022年6月にニューヨーク州、2023年10月にカリフォルニア州でアルコール度数24%以下の焼酎に対する販売・提供が、ビールやワインを提供するライセンスで可能となりました。

この改正により、日本の焼酎の蔵元は輸出量の大幅な増加に大きな期待を寄せています。

 

日本酒造組合中央会は、焼酎を「食前・食中・食後のあらゆるシーンに合うオールマイティな蒸留酒」として世界に広めようとしてきましたが、米国においてビールやワイン、日本酒と同様に焼酎があるレストランが増えるよう、焼酎の認知度が高まる取り組みを加速させます。

 

“焼酎ウィーク”はニューヨーク州の和食レストラン17店、カリフォルニア州ロサンゼルス市近郊の和食レストラン15店で実施し、蔵元18社も参加してお店で提供するそれぞれの焼酎の銘柄に最適な飲み方やフードペアリングなどを紹介します。

 

規制緩和への蔵元の喜びの声

 

 

日本酒造組合中央会 焼酎事業委員会委員 麻生 益直

私どもは1998年から米国への輸出を開始しました。

「JAPAN SHOCHU」の販売拡大に専念し、日系と韓国系のスーパーや日本レストランを中心に営業活動を行ってきました。

規制緩和によって韓国の「SOJU」と同様に、レストランで提供しやすいソフトリカー扱いとなり大変嬉しく感じています。

今後は日系以外のレストランへの参入やBAR関係への販売を拡大していくことが課題です。

世界には多くのライバル商品がありますが、焼酎は日本特有の麹を使って造った蒸留酒で世界に類のない「旨み」を持つ酒です。

世界中の方々に様々なシーンで楽しめるようさらに広めていきたいと思っています。

 

なお、日本酒造組合中央会は、本格焼酎・泡盛のグローバル認知度および消費量の拡大に向け、米国以外に欧州でも様々なイベントを開催します。

 

【米国】本格焼酎・泡盛のカクテルコンペティション(3月4日)

米国全土のプロのバーテンダーを対象とした本格焼酎・泡盛のカクテルコンペティションを開催。

書類審査を勝ち上がった選手は、ニューヨークで行う決勝戦でオリジナルカクテルをプレゼンテーションしNo.1を決定します。

 

【フランス】Vinexpo Paris 2024(2月12日~14日)

世界中からバイヤーやインフルエンサーが集まる世界トップレベルの酒類専門見本市における蒸留酒専門エリア「Be Sprits」にブースを出展し、焼酎蔵元3社とともに本格焼酎・泡盛の展示と試飲に加えセミナーを行います。

本格焼酎・泡盛カクテルも提案します。

 

【ドイツ】ProWein 2024(3月10日~12日)

フランスのVinexpo Parisと並ぶ世界トップレベルの酒類専門見本市。

日本酒とともに國酒ブースを出展し、焼酎蔵元2社とともに本格焼酎・泡盛の展示と試飲に加えセミナーを行います。

 

【イギリス】英国カクテルコンペティション2024(3月18日)

 

 

英国バーテンダー協会(United Kingdom Bartender's Guild)との共催イベントで、2023年3回目を迎えます。

同協会の会員を中心に本格焼酎・泡盛に関するセミナー参加者を募集。

セミナー聴講後にカクテルレシピを創作してもらい、決勝進出者はロンドンで行われる最終選考会において、審査員と一般来場者を前にオリジナルカクテルをプレゼンテーションしNo.1を決定します。

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