一般社団法人輝実会青山レナセルクリニックは、2024年2月1日付で、東京工業大学との間で「再生医療の臨床における低温プラズマ技術の応用」を目的とする共同研究契約を締結しました。
青山レナセルクリニック「再生医療の臨床における低温プラズマ技術の応用」
同院は、主に幹細胞を用いた再生医療を提供しており、二型糖尿病、動脈硬化症、肌の加齢性変化、アトピー性皮膚炎など8種類の疾患に係る第二種再生医療等提供計画番号を厚生労働省から付与され、2023年度は合計約200件の幹細胞治療実績があります。
今回の共同研究を統括する東京工業大学 科学技術創成研究院の沖野晃俊准教授は、大気圧低温プラズマの実用研究の第一人者として知られ、近年は、東北大学大学院歯学研究科 客員准教授、神戸大学大学院医学研究科 客員准教授、日本医療機器学会大会プログラム委員等を歴任、医療分野における大気圧プラズマ装置の開発に注力されています。
また、東京工業大学は、本年10月に、東京医科歯科大学と統合することが決定していることから、医療領域における最先端の科学技術の導入が期待されます。
同院は、沖野准教授の監修の下、大気圧低温プラズマによる細胞活性化効果について研究を進めるとともに、手始めに、2024年3月中を目途に、同院で提供している肌の細胞移植治療において、肌の滅菌及び移植した細胞の活性化を促進する大気圧低温プラズマ導入機器を開発した上で、臨床に使用します。
東京工業大学沖野研究室 公式HP
https://ap.first.iir.titech.ac.jp/