取手市は「高須で空あそび-大空凧プロジェクト-」を実施!
地域の方と芸術家が手作業で制作した総数500枚の凧を使って、アーチカイトと呼ばれる連凧を複数制作し、2024年1月21日(日)に取手市高須の農道で壮大な凧の架け橋を出現させます。
取手市「高須で空あそび-大空凧プロジェクト-」
■開催日時
2024年1月21日(日)午前10時から午後2時(小雨決行)
※ひだまりのひマルシェは商品売り切れ次第終了
(午前10時からアーチカイトを揚げる予定です。凧揚げの時間は風により変動の可能性があります。)
■場所
凧揚げ…取手市高須の農道(取手市高須長田地区。高須ハウス近く)
ひだまりのひマルシェ…ひだまりのはらっぱ(社会福祉法人身障者ポニーの会畑地、凧揚げ会場隣)
■プロジェクト総括…岩間 賢(美術家)
■凧制作指揮…楮の染色:岡 博美(染織家)
藁紙漉き:宮寺 雷太(版画家)
連凧アーチカイト制作:寺田 健太朗(デザイナー)
制作指導…日本の凧の会
凧揚げ…総数500枚の凧を使用したアーチカイトを揚げます。
また、自作した凧を一緒に揚げることができます。
ひだまりのひマルシェ…取手市を初め周辺地域で出店している食べ物や飲み物、グッズなどの販売や、踊りや音楽などのパフォーマンスが行われます。
また、高須地域の皆さんと餅つきも実施されます。
高須で空あそび-大空凧プロジェクト-は、かつて高須地域の方々が大凧を制作し揚げていた凧の骨組みを活用し、高須地域の藁や植物を素材に芸術家と地域の方々が協働で凧を制作しています。
これまでに2022年に十二畳凧、2023年に六畳凧を復活させ、揚げました。
今回揚げる総数500枚のアーチカイトは、芸術家と高須地域の方々、アートプロジェクトのボランティアスタッフなど延べ約180人が関わり、8月末から制作しました。
手作業で地域の植物を使って染めた楮(コウゾ)と藁を混ぜて、合計1,400枚の藁紙を漉き、芸術家が染め上げ凧を制作し、同じものは1つとしてない連凧ができあがっています。
100名で引っ張り、最高高度は50メートル、対空時間は4分20秒でした。
アーチカイト作りも実施。
1本の糸に何枚もの凧をつなげる連凧の制作では、薄い藁紙が必要になるため、通常行われる顔料を藁紙に添布する方法ではなく、和紙の素材となる楮(コウゾ)を染色。
染色には、枇杷(葉)、いちじく(葉)、梅(枝)、栗(葉)、柊南天(枝)、ガマズミ(枝、葉)、トチノキ(枝、葉)、よもぎの8種類の植物を使用し、アルミ、鉄、銅を媒染材に使用することで、計27色の楮を制作しました(各植物8種と、いちじくと柊南天を混ぜ合わせたもの、合計9種類×3色=計27色)。
その後、東京藝術大学取手校地内にある紙漉き工房で、染色した楮と高須の藁を混ぜ合わせ1,400枚の藁紙を漉きました。
藁紙の制作は3日間にわたり取手市内外からの市民スタッフが合計33名が参加しました。