2003年よりスキー・スノボツアーを企画・販売してきた「ビーウェーブ」は、北陸新幹線の飯山駅と竜王スキーパークを繋ぐ「飯山駅・竜王シャトルバス」を、片道800円にて2023年12月16日(土)より冬季限定で運行を開始しました。
ビーウェーブ「飯山駅・竜王シャトルバス」
長野県のJR飯山駅へは東京・大宮など関東圏から直通で2時間弱、関西や北陸方面からは乗継の金沢駅から約75分と便利なアクセスながら、竜王スキーパークまでのアクセスはしばらく中断していました。
しかし、地元と連携し研修会実施などを経て過去の課題を解消しながら、リニューアル運行をすることとなりました。
「飯山駅・竜王シャトルバス」は、新幹線が停車する飯山駅から竜王スキーパークまでをわずか35~40分で結び、車を持たない旅行者も竜王スキーパークへ容易にアクセスが可能です。
また、新幹線のダイヤに合わせて1日7便を運行予定。
観光客だけでなく地域住民やスキー場で働く方の交通手段としての活用も期待できます。
片道予約も可能で、行きは湯田中駅から出るバスでスノーモンキーが有名な地獄谷野猿公苑への観光に行ってから、竜王スキーパーク行のシャトルバスに乗車し竜王スキーパークへ。
2日目の帰りは朝からスキーやスノーボードを楽しんだ後に飯山駅へ直行し、そのまま東京や金沢方面へ帰宅、といった新たな旅行パターンを増やすこともできるようになります。
このシャトルバスで竜王スキーパークの来場者数を増加させるだけでなく、地域の宿泊施設、飲食店など地域経済の活性化や旅行の多様化、スキー場で働く方の交通手段の一つとしても貢献することを目指しています。
「飯山駅・竜王シャトルバス」誕生の背景
毎年約20万人が訪れる長野県の人気スキーリゾートである「竜王スキーパーク」
長野駅で私鉄に乗り継ぎ湯田中駅に、そこからシャトルバスで更に約30分と、首都圏や北陸からの観光客にとってはアクセスの時間や難しさが指摘されてきました。
2015年の北陸新幹線飯山駅開業より、野沢温泉スキー場、斑尾高原スキー場、戸狩温泉スキー場、北志賀小丸山スキー場など周辺スキー場では飯山駅からのアクセスを整備。
竜王スキーパークでもシャトルバスを運行して同様に集客を図ってきましたが、予約を電話やFAXで受付けして支払いは当日現金で行うなど、予約管理に課題を残したまま、コロナ禍中に廃止になりました。
そこで、創業以来インターネットを活用し竜王スキーパークの旅行販売も行ってきた株式会社ビーウェーブが、そのノウハウを活用することで課題解消を目指したリニューアル運行を開始します。
「飯山駅・竜王シャトルバス」運行概要
運行日:2023年12月16日(土)~2024年3月10日(日)
[飯山駅発]2023年12月16日(土)、12月23日(土)~2024年1月7日(日)、1月13日(土)、1月20日(土)、1月27日(土)、2月1日(木)~3月9日(土)
[スキー場発]2023年12月17日(日)、12月24日(日)~2024年1月8日(月・祝)、1月14日(日)、1月21日(日)、1月28日(日)、2月2日(金)~3月10日(日)
利用区間:
[往路]JR飯山駅(斑尾口)→竜王バスターミナル前→ホテルノース志賀前
[復路]ホテルノース志賀前→竜王バスターミナル前→JR飯山駅(斑尾口)
料金:片道800円
運行予定バス会社:長野交通株式会社、株式会社ティーアール観光、長野観光バス株式会社
予約方法 :WEB予約/サイトURL
支払方法 :クレジットカード決済、銀行振込(予約時の事前支払)
安全性と信頼性の確保への取り組み
飯山駅・竜王シャトルバスの研修会実施について
2023年11月22日、運行予定のバス会社3社と竜王スキーパークの担当者が集まり、シャトルバスの運行に向けた研修会を開催。
主に路線バスが停車する千曲川口(正面口)とは反対側にある斑尾口が「飯山駅・竜王シャトルバス」の乗降場所です。
飯山市の担当者から事前に情報提供があったバスの停車可能場所や注意事項を参加者全員で共有した後、研修会をスタートしました。
乗務員の負担軽減のために、できるだけ荷物のセルフ積み込みをお願いする表示をして名前で受付できるスムーズな運行を目指します。
また、増えるインバウンド客への対応として英語表記での案内を追記。
研修会では、その他複数言語での表記も検討してほしいとの意見も出ました。
飯山駅での研修が終わり、そのまま参加者を全員乗せて最初の降車場所竜王バスターミナル前へ移動。
続いてホテルノース志賀前へと移動しながらバスの停車場所や乗務員の休憩場所など一連の運行行程を確認。
車内では凍結しやすいポイントや過去に事故が多かったエリアなどベテランドライバーからの情報共有、チェーンの着脱場所の確認など雪国ならではの情報共有を行いました。