株式会社スカラの連結子会社である株式会社ソーシャル・エックスは、東京都が公募した「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」の協定事業者として、第1期キックオフセミナーを開催。
官民共創型アクセラレーションプログラム「ソーシャルXアクセラレーション」へエントリーするスタートアップ企業を募集することを発表しました。
本プログラムを通して、「官民共創」による社会課題解決と持続的な事業成長との両立を目指すスタートアップを創出・支援していきます。
ソーシャル・エックス「ソーシャルXアクセラレーション」
ソーシャルXアクセラレーションとは、政府が骨太の方針にて、「社会課題の解決に向けた取組自体を付加価値の源泉として位置づけ、課題解決と経済成長を同時に実現する」と掲げているように、企業は従来の財務リターンだけではなく、社会的インパクトを創出することも求められています。
また、世界の経営環境も大きく変化を遂げ、スタートアップであっても、財務リターンと同時に社会課題の解決が求められています。
欧州では、VC投資の18%をインパクト投資が占める等、投資家の社会的インパクトへの関心が高まってきています。
社会的インパクト(戦略リターン)を意識して事業を開発するには、社会課題の最前線である自治体を巻き込むことが重要です。
予選を通過したスタートアップには、共創人材によるワークショップ、メンタリングで事業ブラッシュアップの支援を行い、自治体とのディスカッションの場をアレンジします。
優勝・準優勝のスタートアップには官民共創マッチングサービスおよび自治体とのPoCと伴走支援を提供します。
また、優勝、準優勝および審査員特別賞の3つのスタートアップに対して、事業の社会的インパクトの算定を支援します。
社会的インパクトを可視化することで、財務リターン以外に社会的インパクト(戦略リターン)も求める投資家に対して説明しやすくなります。
これまでも、ソーシャル・エックスが支援したスタートアップが、官民共創を軸にした事業開発を行ったことで、投資家からの問い合わせが6倍、メディア掲載件数が3倍に増えた事例があります。
今回の協定事業を通じて、このような事例を多く作っていきたいと考えています。
審査委員長:
・新規事業家 守屋 実 氏
審査員(50音順):
・前尼崎市長 稲村 和美 氏
・森ビル株式会社 オフィス事業部 営業推進部 兼 企画推進部 部長 兼 経営企画部 竹田 真二 氏
・株式会社Zebras and Company 共同創業者 / 代表取締役 田淵 良敬 氏
・渋谷区議会議員 中村 豪志 氏
・日経ビジネス副編集長 堀越 功 氏
・日本金融経済研究所 代表理事 経済アナリスト 馬渕 磨理子 氏
支援先スタートアップ等の募集方法・時期とその基準
第1期:
募集情報の公開 :2023年11月6日(月)
プログラムへの応募:2023年12月12日(火)~2024年1月4日(木)
書類審査 :2024年1月5日(金)~2024年1月12日(金)
面談審査 :2024年1月23日(火)、24日(水)
ファイナリスト発表:2024年2月上旬予定
メンタリング期間 :2月中旬~5月中旬
最終審査会 :2024年5月15日(水)
第2期:
(1)セミナー開催 :5月下旬
(2)予選エントリー企業募集:5月上旬
(3)書類審査、面談審査 :6月下旬
(4)最終審査会 :10月上旬
本プログラムでは、予選・決勝の2回にわたる審査を行い、それぞれの通過者にはより高度な支援を提供していくスキームを設計しています。
審査の体制については、予選・本選とも外部有識者と事務局(ソーシャル・エックス)による審査委員会を設置します。
審査基準としては、一定の事業性は大前提とした上で戦略リターンに関する要素を意識してスタートアップの選定を実施します。
ソーシャル・エックスは、本アクセラレーションプログラムを通じて、社会課題起点の起業家の育成と、既に起業したスタートアップに対しては「社会課題解決」の視点と考え方を付与することによる投資家への提案力のアップ、サービスの横展開の機会づくりに貢献します。