日本有数の生マグロの水揚げ量を誇る、東北を代表する魚市場である「塩釜水産物仲卸市場」は、2022年10月に続く新ゾーン『セブンストリート 第二区』の4店舗を開業。
併せて急回復するインバウンド需要と地域若年層を含めた旅行需要の最大化を狙い、複数の新しいチャレンジを発表しました。
塩釜水産物仲卸市場「セブンストリート 第二区」開業4店舗
復興庁ハンズオン支援による同事業は、復興庁・塩竈市等の協力と、専門家として商業施設のコンサルタントである「トリニティーズ」から引き続きアドバイスを受け、3年目となる支援の総仕上げとして世界の人々を迎える日本を代表するShiogama Fish Parkを目指していきます。
【新店舗】※店舗名/提供メニュー
◆羽釜ごはんでたべる食堂部/羽釜で炊いたご飯と干物定食
◆うなぎと竈いくら 山都/いくら丼、ウナギ丼
◆韓国料理かおり/韓国家庭料理
◆マルシェ食堂/多国籍料理
復興庁によるハンズオン支援と並行し、昨年より新店舗の誘致とセブンストリート区画での新たなフードコート型店舗運営を順次行っていました。
仙台市内の有名ラーメン店「だし廊」新業態「だし廊-SaKaNa-(サカナ)」など魅力的な店舗ラインナップでこれまでオープンしています。
2023年度は「魚を買う目的がなくても、楽しみのあるエンタメスポット」のテーマをさらに強め、魚料理にこだわらない店舗を提案し、地元・宮城/塩釜エリアの食の楽しみを最大限提供し様々なニーズに応えます。
昨年に引き続き、新たに様々な業種業態を誘致して、近隣の方の日常使い・周辺ワーカーへのランチ需要への提供、カップルやインバウンド需要での週末の旅行からご家族連れへの飲食対応まで、魚の卸売を継続しつつ、来て・見て・買って・美味しい市場を目指します。
【1】『セブンストリート 第二区』&BBQテラス開業
新たなゾーンとして、昨年開業した7号売場隣接の14号売場エリアに4店舗を導入。
あわせて、東口の外にBBQテラスを増築オープンします。
インバウンドの需要急回復に伴い、生食でなく魚を焼いて食べる文化の国々からの来訪者も多く、BBQゾーンの新設が待望されていました。
第二区4店舗は12/9(土)・BBQテラスは2024年春開業です。
※本事業は中小企業庁の「面的地域価値の向上・消費創出事業」補助金を活用しています。
【2】『マイ海鮮丼』訴求&新サイネージ導入
従来より高い人気を誇ってきた、同市場のマイ海鮮丼ですが、復興庁ハンズオン支援事業およびSNSでの多数の拡散により現在創業以来過去最高売上高の記録が続き、度々ごはん不足になる程の人気となっています。
現状の外国人旅行客増加および若年層へのさらなる拡大が見込まれるため、マイ海鮮丼の受け皿の6号売場の店舗改装を来春予定しています。
市場内での具材提供・販売協力店舗数も増加した為、外国人客/日本人のお客様ともに理解をしやすいPOP(のれん型)を新たに制作。
入口付近にネット型ユニットサイネージを配置し、同時に公式ホームページの大幅な改修に着手しました。
卸売市場としての機能を維持しつつ、一般小売のお客様によりわかりやすい案内と、サイネージでのスライドを活用し、『MY海鮮丼』が観光の目玉として世界の共通用語になる、東北の名物化を目指していきます。
なお、具材を購入して自分でごはんセットに乗せる、というスキームが特に外国人の方に理解が難しいという声を受け「DIY Sushi Bowl」が併記されます。
売場の声から生まれた実際のニーズで、今後も本市場では市場内の事業者と理事会・ブリッジプロジェクトの対話を進めていきます。
【3】新方式『チャレンジショップ』始動
同市場の有志で立ち上げた市場の将来に渡る課題を解決するブリッジプロジェクト。
復興庁ハンズオン支援と相まって、次々と新しいチャレンジを続けています。
今回は「もっと気軽な出店を応援」をテーマに、セブンストリート内に2つの新しい区画を用意しました。
月額10,000円(税別)~という手軽な料金で、下記の2区画を活用できます。
本区画のテーマやデザイン・コンセプトは旧来より募集していた地域おこし協力隊で参加してくれた津田成美さんの建築・デザイン・アートのチカラを活用してます。
区画A 名称:Famu(ファム)
fam U スラングの家族を指すfam+U(あなた)
出店から親しい関係に、市場にもその後出店してほしい想いを込めて
区画B 名称: soba(ソバ)
元々蕎麦屋区画だったことに加え、あなたの身近に想いを込めて
【開業時の出店者】
Famu:AKIU VALLEY協議会 仙台秋保おいしいものマルシェ(仮)
Soba:『平野 将麻さん作品展示“いまここにいるわたし(たち)へ”』
Famu区画店舗:
秋保の魅力を発信するため、地域おこし協力隊×秋保ワイナリー×こだまのどら焼きによる“おいしいもの”を集めたマルシェ。
塩釜水産物仲卸市場で仕入れた食材やロスになってしまう食材を活用したクラムチャウダーのほか、仙台銘菓や秋保の食品などを販売します。
秋保ワイナリー醸造の美味しいワインとともに楽しめます。
【3】地元アーティストの市場内廃材作品展示
チャレンジショップの活用として、出店や販売だけでなく地域資産の活用・発表の場としての機能も強化をしていきます。
今回の新ゾーン開業にあたり、地元アーティストとして松島町出身の平野将麻さんとのコラボレーションを実現しました。
展示内容について、仲卸市場内での不用品を使用したインスタレーションを予定。
平野さんは宮城石巻を拠点に作家活動を行っています。
今回は、SDGsをテーマに市場内廃材を再利用するインスタレーション(空間もアートの一部として活用する、空間創造芸術の手法)で12/5(火)に市場内で廃材を回収し、新ゾーンのエリアでアートを展示・発表します。
【4】地元酒屋の共同プロジェクト等が登場
気仙沼×石巻×塩竈×名取市閖上のコラボ企画
『港町元気プロジェクト』が12/9(土)10(日)に登場!
4つの街を代表する7つの酒蔵の日本酒試飲会を通じ、地元の酒蔵応援と本市場に集まる広域のお客様や世界中の方々へ宮城の地酒をアピールします。
港町元気プロジェクト実行委員会
【気仙沼支部】すがとよ酒店
【石巻支部】 四釡商店
【塩竈支部】 代表/相原酒店 相原健太郎
【名取支部】 石井商店
12/9(土)10(日)7:00~10:00限定:ふるまい酒のみのイベント(販売はいたしません)
注意事項) 未成年の方・運転手の方にはふるまいをお断りする場合があります。
★本市場の人気イベント、うみの生き物タッチプールが週末に登場します!
12/9(土)10(日)8:00~13:00限定
参加費:無料
【5】DX&キャッシュレスを推進、PayPayキャンペーン
昨年以来、市場ではAIカメラを活用して来場者の分析を継続しています。
若年層や女性増加、ファミリー世代での来場が目立つようになり、感情分析でも好意的な評価が増加しています。
利用者世代からDX推進の必要性を感じ、公式HP改編とSNS積極活用を推進しキャッシュレスでの決済対応店の増加を図っています。
今回はPayPayとのキャンペーンを実施し、お客様にオトクで楽しく、美味しい市場を提供します。
令和5年12月15日(金)~12月24日(日)の期間中、PayPay決済対応店舗で1円以上の決済をすると、決済金額の最大10%のポイントを付与します
(※最大10%相当付与、1決済あたり最大1,000円相当付与。早期終了する場合があります。