南太平洋に位置するフィジー共和国で「フィジー留学カラーズ」(以下 カラーズ)の運営を手掛けるアールイーカンパニーは、同国にメインキャンパス(首都スバ)を置く、公立大学University of the South Pacific(南太平洋大学)/USP(以下 USP)と業務提携をしました。
今回の業務提携により、日本人の海外進学の選択肢が広がり、USPへの入学の門戸が開かれました。
アールイーカンパニー「南太平洋大学」
業務提携にいたった背景
同社が運営する「カラーズ」には、日本人を中心としたアジア人が、現地でのボランティア活動なども体験しながら、安価に英語留学ができる語学学校として、多くの留学生から選ばれています。
その中で、南太平洋地域の重要性、フィジー共和国の文化に魅了され、USPに進学を希望されたいという相談は少なからずありました。
ただ、日系企業の窓口よる入学手続きのサポートがない、学生ビザ取得に関しての情報不足などにより、進学を断念せざる得ない状況でした。
またUSPにとっても、日本人学生を獲得していきたいとの希望はありながら、しかるべき担当窓口に入学希望者がコンタクトできていないという問題もあり、同社との業務提携に至りました。
業務提携内容
アールイーカンパニーは、USPのAgentとして、USPへ進学を希望される日本人学生の入学相談を受け付けます。
※大学などの教育関係者で、USPとの2校間協定に関して詳しくお知りになりたい場合は、担当者とおつなぎします。
また、同社が運営する「カラーズ」は、USPへの入学前の英語学習組織として、正式に認められており、同校入学前12~24週間を目安に「カラーズ」へ留学し、USPへの入学基準相当の英語スキルを習得していただきます。
※通常、USPへの外国人入学条件として、IELTS6.0以上が求められます。
USPに関して
フィジー共和国の首都スバにメインキャンパスを置く1968年設立の公立大学で、世界でも大変珍しい地域大学です。
フィジー共和国、トンガ王国、サモア独立国、キリバス共和国、バヌアツ共和国など、南太平洋島嶼国の政府により、共同で運営管理されています。
経済経営学部・法学部・教育学部・人文学部・理系学部からなり、南太平洋諸国を中心とした多国籍な学生が在籍する総合大学です。
学費は、年間約126万円(FJ$1=70円)、欧米への大学進学の半額以下となります。
カラーズに関して
「ライフスタイルをアップデートする英語留学」「みんなに語れる留学を」をスローガンに、英語スキルの向上はもちろんの事、現地ボランティア活動を取り入れ、日本では決して体験できない文化交流や、新たな価値観を感じながら、実践的な英語学習ができます。
※英語レッスンの一環として、PBL(Project Based Learning)問題解決型学習を取り入れています。
SDGsの枠組みを参考にしながら、留学生がフィジーへの社会問題に貢献できる事を考え実践していきます。
英語カリキュラムは、マンツーマンレッスンも取り入れた初級者から中上級者まで、幅広く英語コミュニケーションスキルを伸ばせるプログラムとなっています。
現地滞在は、人気のホームステイ滞在か、設備を整えたフラット学生寮から選べます。
留学費用を欧米の半額以下に抑える事ができる事も魅力のひとつです。
また、フィジーは銃社会ではない為、他国に比べ重犯罪率が低く、安心して留学生活をおくれる国として、親御様からも安心いただいています。
USP担当者:永崎より
「私の大学と比べて、USPでは7倍のスピードで友達ができる!」
以前、日本の大学生がUSPに交換留学で来た際に言っていた、この言葉がとても印象に残っています。
フィジーをはじめ、南太平洋の人たちがいかにフレンドリーであるかをズバリと表現しているコメントだからです。
つながりを紡ぎやすいのは、フィジーの人たちがフレンドリーだからというだけではありません。
留学生側の拙い英語もじっくりと傾聴してくれたり、フィジー人が第二言語として話す英語も聞き取りやすいというのも大きな理由の1つです。
ツバルやキリバスなど、南太平洋の国々は近い将来、温暖化の影響で国土が沈んでしまう可能性が指摘されています。
気候変動という人類が協力し合い、乗り越えていくべき大きな課題が目の前にある国で留学することによって、社会の一員として何ができるのかを考える機会に恵まれ、自分事として多様な社会課題に取り組む姿勢が培われていきます。
日本で生活していると、なかなか出会うことのない国の人たちと一緒に生活することは、他の日本人とは違った経験に満ちあふれ、それが大きな自信へとつながっていきます。