通訳ガイド付き市内周遊向け交通サービス!紀の川フルーツ観光局「Hoppin' KINOKAWA(ホッピンキノカワ)」

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和歌山県紀の川市の観光地域づくり法人、 紀の川フルーツ観光局は、2023年10月、訪日外国人観光客を対象とした通訳ガイド付き市内周遊向け交通サービス「Hoppin' KINOKAWA(ホッピンキノカワ)」を実証的に開始します。

 

紀の川フルーツ観光局「Hoppin' KINOKAWA(ホッピンキノカワ)」

 

同サービスには「事業者協力型 自家用有償旅客運送」という規制緩和を活用しており、地元タクシー会社の協力で実現した日本初の試みです。

また、通訳ガイドには、紀の川市在住の外国人や外国語を得意とする市民が担い、市民ならではの目線でガイドします。

その皮切りに、2023年10月21日(土)には、取材・視察もお受け入れ可能なタイ人を対象としたツアーを実施予定。

地方の観光には必ず付いてくる駅からの先の交通(二次交通)の課題。

その解決に向けた、紀の川市の新たな挑戦が始まります。

 

 

特徴1:事業者協力型 自家用有償旅客運送の活用

 

「自家用有償旅客運送」とは、既存のバス・タクシー事業者による輸送サービスの提供が困難な場合に、地域の関係者による協議を経た上で、道路運送法の登録を受けて自家用車で運送を行うことができる制度のことを言います。

その中でも特に「事業者協力型」は、道路運送法の改正により2020(令和2)年11月から創設された制度で、運行管理や車両の整備管理について既存のバス・タクシー事業者が協力する形態のことを指します。

同サービスはその「事業者協力型 自家用有償旅客運送」を活用し、運行管理・整備管理を地元タクシー会社である「株式会社有交紀北」と協力体制を構築し、自家用車でお客様を案内するサービスを提供します。

2023年度は実際にお客様の受け入れも行いながら、モニターツアーを数回実施し、サービス内容の向上を図ります。

サービスが本格的にスタートすることができれば、地方観光地の二次交通の課題、そして2024年問題等、交通業界の課題も解決の一助となるのではないかと考えています。

車両イメージ

 

特徴2:通訳ガイドは地元住民!

 

同サービスでは、必ず通訳ガイドが同乗します。

これまでの関係者や来訪者へのヒアリングから、言葉の壁で訪日外国人観光客・タクシードライバー双方にタクシー乗車に不安を抱いていたことがわかりました。

その不安をガイド同乗により払拭することで、市内の周遊を促進します。

また、そのガイドには、紀の川市在住の外国人と外国語を得意とする日本人で構成します。

住民目線のアットホームな雰囲気でのガイドを楽しめます。

(2023年10月現在 外国人:タイ人・台湾人 日本人:英語)

サービス開始後は、ガイドの募集も行う予定です。

案内イメージ1

案内イメージ2

案内イメージ3

 

2023年10月21日(土)タイ人モニターツアーも開催!

 

皮切りとして、タイ人の方を対象としたモニターツアーを実施します。

和歌山市内の日本語学校に通う生徒さんをモニターに招き、紀の川市内を周遊します。

ガイドは、紀の川市在住のタイ人女性が務めます。

周遊コースは、紀の川フルーツ観光局が企画したフルーツと地元満喫コースです。

【周遊予定コース】

貴志駅→柿狩り体験→粉河寺見学→ランチ→青洲の里→フルーツデザートで休憩→打田駅

※現在最終調整中のため、変更の可能性があります。

 

一般社団法人 紀の川フルーツ観光局について

 

「お手軽に 心と体を健康に 贅沢で豊かな笑顔 年中フルーツ体験」をコンセプトに、観光・交流が持つ多様な力を利用して、フルーツを中心とした農業を振興し、その付加価値を高めることで紀の川流域の経済的な活性化を目指している組織です。

このフルーツ・ツーリズムの活動を通じ、年中フルーツが楽しめるまちの強みを生かして地域全体が協働することで、まちの魅力をさらに高め、「フルーツのある生活」の豊かさを地域住民が感じられるまちづくりを実現します。

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