韓国先進歯科技術を視察!オステムインプラント本社ツアーイベント

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オステムインプラントは、2023年9月にOSSTEM IMPLANT本社ツアーイベントを開催、日本から歯科医師130人余りが本社を訪問し韓国先進歯科技術を視察しました。

2026年までに、グローバル1位の歯科企業及び売上高2,200億円達成を目指すオステムインプラントは、海外市場を拡大する戦略に集中しています。

 

オステムインプラント本社ツアーイベント

 

 

イベント名:OSSTEM IMPLANT韓国本社視察イベント

開催日時 :9月22日(金) 15:00~18:00

会場   :OSSTEM IMPLANT 本社

(3, Magokjungang 12-ro, Gangseo-gu, Seoul, Korea)

来場者数 :138名

主催   :株式会社OSSTEM JAPAN

 

オステムインプラントのインプラント販売本数は、2017年から5年連続全世界1位と集計されました。

2021年販売本数は649万8,457本で、2位の会社の458万6,857本に比べ約1.4倍となり、年間売上高は2010年以降着実に増加しており、2022年には1,100億円を超えました。

現在28か国32の現地法人を運営しており、海外法人の営業網を拡大するため、ソウル麻谷(マゴク)に位置する本社に現地の歯科医師及び関係者を招待し、製品展示館に用意された商品紹介やセミナーの実施等、研修プログラムを提供しています。

2023年オステムインプラントでは、日本歯科医師130人余りを対象に本社ツアーを実施しました。

日本全国各地から参加した130人余りの歯科医師は、イベント初日にオステムインプラント本社大講堂で2時間以上行われた「オステムインプラント OneGuideシステムを活用した臨床症例」がテーマの教育セミナー(演者:洪性文先生)に積極的に参加したとのことです。

オステムインプラントのOneGuide(ワンガイド)は、デジタルシミュレーションにより患者固有のテンプレートを製作し、装着して手術を行うサージカルガイドシステム。

株式会社OSSTEM JAPANは、2005年から2007年の間に第1期海外法人として登録されたオステムインプラントの日本法人であり、主要拠点の一つとして注目されています。

 

製品説明の様子

オステムインプラント本社の風景

 

最新仕様の『KS インプラント』破折強度強化

オステム本社2階に位置する展示室に入ると、入口すぐ左側にオステムインプラントの核心技術であるインプラントが展示されています。

オステムは迅速な骨癒着を誘導する表面技術とデザイン、様々な臨床状況に最適化されたインプラントを提供しています。

インプラントは天然歯の歯根を置き換えるネジに似た製品です。

患者ごとに歯の状態が異なるため、インプラントのサイズと形は製品によって異なります。

オステムのインプラントシステムでは定番の*TS(*Internal bone level implant)、2次手術が不要な*SS(*Internal tissue level implant)、伝統的なインプラントタイプの*US(*External bone level implant)、骨幅が狭い人のために開発された*MS(*Narrow implant)と最近発売された製品の*KS(*Internal bone level implant)があります。

インプラントの壁をより厚くして作られたKSは従来製品より破折強度が2.4倍近く強化され、不必要な咬合調整を減少させます。

インプラントの全ての直径を同じ上部で互換可能にして在庫負担の軽減と、片手でインプラントと上部を結合することを可能とし、手術の効率を高めました。

ツアーに参加した金住善次院長は、「日本産の歯科製品は国内市場をターゲットとして製品が開発されている感じであるのに対し、オステムインプラントは全世界への販売を目標に製品を作り、機能とオプションが多様である。」と述べ、「今回オステムインプラント展示館で見た製品中、『KS』を直接購入して使用してみたい」と本社訪問の感想を語りました。

花山展之院長は、「日本でオステムインプラント製品が有名になる前に、先輩歯科医の勧めで初めて使用した。

製品力が優れており、それ以来7年間、オステムインプラント製品だけを100%使用している。」

とし「日本はインプラント施術費用が高く、韓国よりインプラント診療が普及していない。

韓国は患者数もより多く、それだけ膨大な臨床ケースを根拠として開発されたオステムインプラントの製品は卓越している。」

と説明しました。

オステムインプラント本社の展示館を視察する日本歯科医師

 

骨補填材A-OSSからVussen歯磨き粉まで…医薬品・口腔ケア用品

インプラントゾーンを過ぎると歯科材料と医薬品・口腔用品を見ることができます。

人工歯を埋入する過程で弱くなった歯槽骨を再生し、空間を補う用途として骨補填材のA-OSSを使用します。

骨の露出度を最小限に抑えるため、インプラント締結型チタンメッシュのOssBuilderも販売しています。

反対側には、口腔用品専門企業のOSSTEM PHARMAが販売した歯磨き粉ブランドである、Vussen製品が用意されています。

歯が敏感な場合や、弱い着色のある場合にはVussen Hを使用し、Vussen 7・15・28は弱い着色から強い着色まで自分の歯の状態に合わせてホワイトニング効果を選択し使用することができます。

日本の歯科医師は歯科材料や医薬・口腔用品に多くの関心を示しました。

ツアーに訪れた歯科医師に話しを聞いてみたところ、10年以上、またはオステムが有名でない時に先輩からの勧めで使用し始めて7年など、すでにオステム製品を使用している医師が多かった。

オステム関係者は「従来、インプラントなどのオステム製品を使用している顧客が多く訪問したため、本社で初めて見る医薬・口腔用品に多くの関心を示しているようだ。」と話しました。

 

歯科医院への高い理解度…デザインコンサルティングを提供

歯科材料ゾーンを過ぎると歯科医院があります。

実際に運営している歯科ではなくインテリアデザイン室で、オステムインプラントは、歯科開業を控えた医師のために受注・設計・施工など全般的なコンサルティングを提供するサービスを提供しています。

実際にデザインゾーンの相談室で、歯科開業を控えた医者の相談が行われている様子を見ることができました。

単純なインテリア業者とは違い、歯科全般の業務に対する理解度が高いことを活かし、インプラントを製品別に分けて整理できるように収納棚を構成。

入口にMRIを撮ることができるスペースを設け、オペ専用ルームと一般の診療室、一番奥には院長室を構成して最適な導線を考えた設計となっていました。

オステムインプラントのモデル歯科でユニットチェア「K5」を体験している様子

手術医療チェアーとしてK5を配置しています。

2021年に販売されたK5は、従来のユニットチェアより座り心地を改善し、うがいをするスピットンを回転可能にし、顧客の利便性を向上させました。

歯がしみる症状を緩和するために、治療に使用するハンドピースに温水を供給し、チェアをコントロールするフットペダルも無線となっています。

日本の歯科医師が近年、注目している技術として挙げられる*デジタル・デンティストリー製品もじっくり見ることができます。

(*デジタル・デンティストリーはデジタル技術と歯科治療を融合させた技術)口腔内スキャナーTRIOSの3D技術を利用し、口腔内のスキャン体験もできます。

この日、直接展示館ツアー及び製品紹介に先だった、オステムインプラント日本法人営業1本部の權本部長は「歯科医師との信頼が一番重要な中、日本は専門医療機器に対して基準と期待値がどの国よりも複雑で厳しい。」とし「今回の訪問イベントを通して、当社の技術力と製品の特徴を効果的に伝えることができた。

2024年には日本法人としてはさらに大規模に歯科医師を韓国本社へ招待する予定だ。」と話しました。

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