若手音楽家の育成・支援を重要な活動の一つとする公益財団法人ソニー音楽財団が、2023年4月の予備審査から10月9日(月・祝)までにわたり開催した、「第13回 国際オーボエコンクール・東京」において、スペインのアンヘル・ルイス・サンチェス=モレノさんが、8年ぶりとなる第1位[大賀賞]を受賞しました。
そしてファイナルとなる本選に進出した榎かぐやさんが、日本人で唯一となる入賞を果たしました。
第13回 国際オーボエコンクール・東京
第2次予選と本選の模様は、国際オーボエコンクール公式YouTubeチャンネル( https://www.youtube.com/@oboe_2023 )でアーカイブ映像の配信を予定しています。
第1位 アンヘル・ルイス・サンチェス=モレノ 表彰式でのコメント
一位をくださった審査委員の皆様、聴衆賞をくださった聴衆の皆様、一緒にステージに立った出場者の仲間たちに、お礼を言いたいです。
非常にレベルが高く、彼らと同じ舞台で演奏できたことは幸せでした。
音楽家の人生は決して容易なものではないですが、これからも頑張っていきたいと思います。
コンクール結果
第1位[大賀賞]:アンヘル・ルイス・サンチェス=モレノ(Angel Luis Sanchez Moreno)【スペイン】
第2位:ソン・ヒョンジョン(Hyun Jung Song)【韓国】
第3位:レオニードゥ・スルコフ(Leonid Surkov)【ロシア】
入 賞:アレクサンダー・クリメル(Alexander Krimer)【ドイツ】
榎かぐや(Kaguya Enoki)【日本】
ハビエル・アヤラ(Javier Ayala)【スペイン】
聴衆賞:アンヘル・ルイス・サンチェス=モレノ【スペイン】
奨励賞:榎かぐや(Kaguya Enoki)【日本】
コンクール概要
「国際オーボエコンクール」は、オーボエの素朴でやさしい音色を愛し、オーケストラのクオリティを決定づける楽器としてその重要性を唱えた初代財団理事長 大賀典雄(1930-2011)の発案の下、1985年より公益財団法人ソニー音楽財団が開催しています。
その目的はオーボエの真価を広めると共に、優れた人材の発見、育成に努め、日本及び世界への活躍の場を広げ、国際的な視野をもって音楽文化の発展に寄与することにあります。
当コンクールは世界のオーボエ奏者の登竜門として今や広く世界に認知されるまでとなり、世界で活躍する優秀な人材を輩出しており、世界でも珍しいオーボエに特化した国際コンクールとしての地歩を確固たるものとしています。
国際音楽コンクール世界連盟会員。
「第13回 国際オーボエコンクール・東京」公式WEBサイト: https://oboec.jp/