特定非営利活動法人PHIJPは、11月7日(火)からテキサス州ヒューストンで開催される「PhiusCon2023」への参加にあわせて、気候に合わせたサスティナブル建築の最前線を探るアメリカ視察ツアーを実施します。
ツアー期間は11/6(月)~11(土)の6日間。
定員は10名(先着順)です。
PHIJP「PhiusCon2023」アメリカ視察ツアー
特定非営利活動法人PHIJPは、11月7日(火)からテキサス州ヒューストンで開催される「PhiusCon2023」への参加にあわせて、気候に合わせたサスティナブル建築の最前線を探るアメリカ視察ツアーを実施。
期間中は米国パッシブハウス研究所「Phius」主催のカンファレンス「PhiusCon2023」への参加のほか、テキサス州内のサスティナブル建築施設、建材の研究施設、空調設備メーカーなどを巡り、日本でもヒントとなる高温多湿な気候での高性能建築の設計ノウハウや施工技術を探ります。
※詳しい行程は、後ほどホームページなどで発表します。
背景
いま日本では、住宅の省エネ基準義務化へと進み始めたところですが、それよりはるかに少ないエネルギーで、快適に暮らすことができる「パッシブハウス」と呼ばれる住宅が世界的に広がりを見せています。
さらには、集合住宅や商業施設といった、大きな建築物での「パッシブビルディング」も次々と建設されてきています。
そうしたパッシブハウス・パッシブビルディングの先進国の1つがアメリカ。
アラスカの極寒、マイアミの熱帯、アリゾナの砂漠など、世界中の気候の縮図のような多様性をもつアメリカでは、米国パッシブハウス研究所「Phius」が中心となり、それぞれの気候に合わせたパッシブハウスの研究と実践を、米国エネルギー省などの政府や民間企業、フラウンホーファ建築物理研究所などとの協力により推し進められてきました。
Phius主催により年に1回開催される「PhiusCon」は、そうした成果の発表と情報共有の場であり、世界中から600人を越える建築専門家が集まる、世界最大級のパッシブハウスカンファレンスの一つとなっています。
今年の開催地であるテキサス州ヒューストンは蒸暑で知られ、日本でいうと沖縄や鹿児島と同じ気候区分に属します。
もともと寒い気候での省エネルギーと快適性のために生まれたパッシブハウスが、どのような工夫で高温多湿な気候にチューンナップされて来たか?実際に効果を発揮しているか?など、「蒸暑気候のパッシブハウス最前線」が今回のカンファレンスの主要テーマとなっています。
こうしたアメリカでの研究成果は、同様に多様な気候をもつ日本での高性能住宅でも有効と考えており、PHIJPは2017年にPhiusとのパートナーシップを提携し、日本の気候に合わせたパッシブハウスの普及と技術者の育成を推進しています。
今回のツアーでは、PhiusConへの参加で、最新の情報と動向を入手すると同時に、蒸暑で知られるテキサス州でのさまざまな取り組みに学び、日本で役立てることが目的となっています。
アメリカ視察ツアー 概要
毎年恒例PHIUS主催の「パッシブハウスカンファレンス」が、今年はテキサス州ヒューストンで開催されます。
ASHRAE気候区分では沖縄・鹿児島にあたるこの地で「蒸暑気候のパッシブハウス最前線」にフォーカスします。
合わせてPHIJPでは、この地域での実務に学ぶ6日間のツアー企画します。
エネルギーシミュレーション、除湿と換気についての最新情報など、蒸暑地域ならではの知識やテクニックを日本に持ち帰る絶好のチャンスです。
アメリカでの経験豊富な岡田早代さん、黒川いずみさんを先導に「蒸暑気候のパッシブハウス最前線」を一緒に体感しませんか?
<募集内容>
定員 :10名(先着順)
参加費:会員35万円(税込) 一般40万円(税込)
※現地集合につき、航空券代は含まれておりません。
※レンタカー代、宿泊代を含む(2人部屋を想定)。
※カンファレンス代(2日分)別途 約9万円
※PHIUS現場ツアー 別途 約2万円