京都の最古の禅寺として知られる建仁寺の塔頭・両足院にて、山田晋也氏の展覧会「あってない なくてある - A shifting presence -」を期間限定で開催。
古来から続いてきた「織り」という営みを、インスタレーションに導入された展覧会です。
建仁寺・両足院「あってない なくてある - A shifting presence -」
入場料:1,000円 学生無料(学生証の提示をお願いします)
会期:2023年7月16日(日)~7月24日(月)
開場時間:17:30~21:30(受付終了 21:00)
会場:両足院(建仁寺山内) 京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
主催:Pulse of Silence実行委員会
共催:両足院
会場施工:Antiques & Art Masa、京表具井上光雅堂
制作協力:川嶋啓子、稲あゆ美、松村綾子、株式会社辻商店、豊和堂株式会社、CANVAS Inc.
問い合わせ:075-468-6301(豊和堂株式会社)
京都の最古の禅寺として知られる建仁寺の塔頭・両足院にて、山田晋也氏の展覧会「あってない なくてある - A shifting presence -」が2023年7月24日まで開催されています。
2020年、2022年に続いて、両足院で三度目の作品発表となる今展では、ライフワークとして伝統的な染織品の制作にとりくむ山田晋也氏が、古来から続いてきた「織り」という営みを、インスタレーションに導入。
夕闇の静寂の中、山田晋也氏が抽象画を描いた黒い絹本の囲いの中で、織り手が手機のゆかしい音を響かせ、シルエットで浮かび上がります。
その気配と動きは、知らないのに懐かしいもの、「遠くて近い、近くて遠い」、「あってない、なくてある」という、相反する感覚として感得されることでしょう。
期間中、会場で絶え間なく織りつづけられるのは、純白の紙布。
かつて織物用の金銀箔の支えとして用いられてきた素材を再利用し、織り上げた布は両足院に奉納されます。
通常非公開の両足院で、夜に公開される本展は、特別な空間と時間が提供されます。
夜の禅寺で展示される作品とともに、自身を顧みる機会となればと願っています。
夕闇の静寂の中、山田晋也氏が抽象画を描いた黒い絹本の囲いの中で、織り手が手機のゆかしい音を響かせ、シルエットで浮かび上がる展覧会。
京都の最古の禅寺として知られる建仁寺の塔頭・両足院にて、2023年7月24日まで開催されている展覧会「あってない なくてある - A shifting presence -」の紹介でした。