太陽光発電システムの設計・建設・メンテナンスを全国に提供するエクソルは、太陽光発電所を評価してランク付けし、価格査定するサービス「XSOL SOLAR STAR制度」において、CO2OS(シーオーツーオーエス)と業務連携を行いました。
さらに、一般社団法人日本資産評価士協会とパートナーシップを組み、全国の低圧太陽光発電システムを評価・是正できる体制を構築します。
エクソル×CO2OS×JaSIA協業体制構築
2012年に始まった固定価格買取制度(FIT制度)は太陽光発電の急速な普及・拡大をもたらし、日本全国に約60万件(65GW)以上の太陽光発電システムが建設されました。
しかしながら、その中で90%以上を占める小規模な低圧太陽光発電システム、特にFIT制度初期に建設されたシステムには、制度自体が発展途上であった上に業界の経験不足もあり、地域住民に被害をもたらす不適切な太陽光発電システムが一部存在しています。
このような状況を是正するためには、全国的にシステムを評価できる体制を確立し、画一的な基準に基づいた公正な評価が行われなければなりません。
このような状況で、エクソルは2022年2月に、「XSOL SOLAR STAR制度」をリリース。
この制度は、100を超えるチェック項目で太陽光発電システムを評価するサービスで、太陽光発電システムの品質を五段階評価で“見える化”します。
高品質なシステムは高評価が与えられ、セカンダリービジネスにおいて高値で売却できるなどのメリットが得られます。
一方、不適切なシステムは評価に基づく最適なリパワリングを施すことで評価を格上げできます。
しかし、全国には数多くの低圧太陽光発電システムが存在しており、チェック項目に基づいた評価が可能な専門家が不足しているという課題がありました。
この度の業務連携により、エクソルの太陽光発電システムのEPCに関する知見と、CO2OSの有するリスクを見極めてコントロールする知見を掛け合わせて、より精度の高い評価を実現します。
さらに、太陽光発電システムの現地調査実績があり、全国に専門知識を有する会員が所属するJaSIAとパートナーシップを組むことで、「XSOL SOLAR STAR制度」に基づく全国の低圧太陽光発電システムの評価体制を確立します。